映画【民主党と勝間和代による火山観測の事業仕分け】
http://www.youtube.com/watch?v=EF6el_z58xI
 民主党と勝間和代氏らによる火山観測の事業仕分けの模様。
火山観測の予算は、平成22年度の30億8500万円から、平成23年度には6億1800万円へと約5分の1に削減された。

★御嶽山噴火の被害は民主党の行政仕分けも影響?「仕分け人」女性経済評論家に批判が多数寄せられる【追記あり】
http://www.buzznews.jp/?p=207462

★2010年の事業仕分けにおける勝間和代の発言について|勝間和代オフィシャル ブログ
登録日:2014/09/28
http://www.katsumaweb.com/news.php?id=1902
 さて、本件について弊社所属の経済評論家勝間和代が2010年の事業仕分けにおいて次のように発言したことを誤解され、批判する人がおられるそうです。

「大規模噴火は数千年に1度なのに24時間の監視が必要か」

そして、今回の噴火について、「この仕分けがなければ、今回の被害は防げたのではないか」という文脈で、勝間和代の責任を追求し、SNSなどを通じて質問や非難を寄せています。

しかし、この当時の発言の真意は、「費用削減のためには、火山が噴火して人が死んでもいい」という意味ではもちろんありません。

火山の噴火を人工的に止める手段がない上、いくら精密に監視をしても噴火を100%予測することは不可能である以上、噴火による被害を減らすために、産学連携などで噴火予測により効果的な費用配賦方法があるのではないかという問題提起です。
この点をぜひ誤解なきようにお願いいたします。

尚、今回の噴火の予測態勢に関する事実を確認しておきます。

まず、気象庁では御嶽山を「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として、当時の仕分けとは関係なく、現在も24時間監視をしていました。
気象庁ホームページには次のように記載されています。

110の活火山のうち、「火山防災のために監視・観測体制の充実等が必要な火山」として火山噴火予知連絡会によって選定された47火山については、噴火の前兆を捉えて噴火警報等を適確に発表するために、地震計、傾斜計、空振計、GPS観測装置、遠望カメラ等の火山観測施設を整備し、関係機関(大学等研究機関や自治体・防災機関等)からのデータ提供も受け、火山活動を24時間体制で常時観測・監視しています。(出典:気象庁HP)
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/intro/gyomu/index92.html

参考:各種の火山観測(常時観測・機動観測)
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/kaisetsu/volmonita/volmonita.html

予算をつぎ込んだ分だけ噴火予測の精度が確実に上がるのであればそれは素晴らしいことです。
しかし、残念ながら地震や噴火などの地殻変動を完璧に予測するシステムは確立されておりません。
1980年代から地震予知は研究されてきましたが、東日本大震災を予測することはできませんでした。
今回の噴火予測も全く同じ技術的な壁にぶつかっているようです。
これは気象庁のコメントに端的に表れている通りです。

登山者への噴火被害をゼロにするためには、完璧な噴火予測を追い求めるより、より厳しい入山規制などソフト面での対応こそが重要であると思われます。

前掲の勝間の発言はこれらの論点を踏まえた上での発言です。
この点について、くれぐれも誤解のないようにお願いできれば幸いです。

勝間和代所属事務所
株式会社監査と分析
代表取締役 上念 司
(抜粋)

(´・ω・`)
勝間の「そんなつもりじゃなかった」発言は、再仕分けに参加した当時に釈明される必要性があった事で、御嶽山が水蒸気噴火した後で語るのは“物凄い苦しい言い訳”w

世界の陸地3%に過ぎない日本に、世界全体の7%にあたる108の活火山が集中する。

御嶽山の気象庁の観測機器は、噴火口から2.5kmの場所に設置され、噴火口付近には設置されていなかった。
噴火口付近に設置されていれば、水蒸気噴火の予兆を察知できたのかも知れないと、報ステで古館が言ってた。

最新の観測データが得られる様に、最新の観測機器を火口付近に設置する事は無駄なんでしょうかはてなマーク
耐久年数を超えた観測機器、大学の運営費交付金を減らされた大学の火山観測網。

火山観測網を穴だらけに喰い破った張本人が、「充実した観測網が、敷かれてた。気象庁が24時間体制で監視してた。気象庁も予知できなかったんだから、仕分け事業は関係無い。」と、語るのは戯言にも成らない寝言の部類。

正しいデータを得られなくしたのは、誰はてなマーク
観測網を穴だらけにしたのは、誰はてなマーク

火山への厳しい入山規制が必要(←初耳)と、語り継がなかった責任ははてなマーク

噴火予知に絶対に必要な正しいデータの蓄積を、阻害した罪の一端を勝間が担ったのは「訂正不可能な事実」ビックリマーク

勝間は、経済評論家。
データを基にして、論説を語るお仕事。

データに、無駄は無いビックリマーク
視点を変えれば、見えてくる局面を捉えるのに役立つのが正しいデータ。

正しいデータの大切さを知って置きながら、正しいデータ蓄積を「予知できないから無駄」と、吐き捨てる姿勢が経済評論家としての足下も揺るがしているw
今回の件、「自分の言葉に責任を持たない輩」と再認知され、経済評論家としても致命傷になる可能性が高いと思う。

勝間が嫌いだから、消えても何の支障もないと思ってる塵の個人的な意見。
民主党の事業仕分け(茶番劇)に関わった輩は、全員滅べば良いと今でも思ってる。


【追記】
環太平洋火山帯が、活性化しつつあるのは紛れもない事実あせる
カムチャッカでの火山噴火とか、チリ・メキシコ・アラスカなどでM6クラスの地震発生。
東南アジアでも、2、3ヵ所で火山噴火してるから地球が活動期に入ったのかも知れないね。
同じ環太平洋火山帯に位置する日本で、御嶽山(活火山)が噴火したとしても何ら不思議はない。
予知できなかったのは、観測機器・観測網の不備が原因だと思っても致し方ないと思う。
正しいデータ無くして、予知なんて寝言ビックリマーク
データの見方が確立されていないのが元凶で、正しいデータを蓄積する事は無駄ではないと思ってる。
100年後なら、地震・火山予知ができるかも知れない。
その為には、正しいデータは必要不可欠だと思う。
後世・子孫に、正しいデータを遺すのは無駄だと思いますかはてなマーク

★活発化する噴火・地震
http://www.y-asakawa.com/Message2014-1/14-message40.htm

★環太平洋火山帯の目覚め?:アルーシャン列島とアラスカで続く群発地震から2年前に発表された「地球の磁場の反転と巨大火山活動が関係する」という論文を思い出す
http://oka-jp.seesaa.net/article/400117657.html

★日本近郊の海域で記録された「謎の赤い爆発」と環太平洋火山帯の活発化の関係。そして「火山噴火の連鎖」が起きる兆しのあるアイスランドでは伝説のラガーフロットの龍が「存在する」と認定され
http://oka-jp.seesaa.net/article/404434867.html

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