・「よく分からないんですが…」。東京・霞が関の林野庁。幹部は首をひねりながら話し始めた。
「中国人らしき人物が、山奥の山林の値段を聞きに来たというんですよ」
林野庁には昨年から、こうした類の話が寄せられている。三重県など各地の山奥で、中国系企業が 森林の高値買収に動いているというのだ。
山林は都市開発ができず、国産木材の価格も長期的に低迷しているため、買収のメリットは薄い。
考えられるのは「水」だという。森林の地下には地下水脈がある。それが海外資本のターゲットに なっている可能性が指摘されている。
「水が豊かな日本にいたら気づきにくいが、現代は世界各国が水を求めて争う時代。日本の水をくみ上げ、大型船で海外へ大量に輸出するということも、ビジネスになる時代だ」
ある商社幹部はこう話す。実際に日本のミネラルウオーターを中国の富裕層向けに販売するビジネスは、一部の日本企業で始まっている。そこに中国系企業が参入しても、まったく不思議ではない。
林野庁は調査に乗り出したが、結局その実態は分からなかった。「中国系企業は土地をブローカーに買収させるから、企業本体は姿を見せない。見えない相手が、いま『日本の水』を狙っている」。
商社幹部はこう警鐘を鳴らす。
◇
実はこの水源林と地下水脈は常に荒廃の危機にさらされている。
「法律上、水源林の所有者は際限なく水をくみあげられるし、水源林を保護する義務もない」
山梨県北杜(ほくと)市の担当者は、こう問題点を指摘する。同市では、5業者が水を使って飲料水や食品を生産し、自治体と企業の自主的努力で環境悪化を防いでいる。もし悪質な業者が過度に水をくみ上げれば地下の空洞化と地盤沈下につながる。水源林が荒廃すれば、水は枯渇する。
「水源林を買い取ろうとする業者には注意が必要。日本の環境やルールに関心が薄い外国企業が現れることにも目を光らせないといけない。ただ、自主努力には限界もある。国の法整備が必要な時期に来ているかもしれない」と、北杜市の担当者はこう話した。
(抜粋)
9/15 sankei.jp.msn.com
夢物語じゃない怖い話
「中国人らしき人物が、山奥の山林の値段を聞きに来たというんですよ」
林野庁には昨年から、こうした類の話が寄せられている。三重県など各地の山奥で、中国系企業が 森林の高値買収に動いているというのだ。
山林は都市開発ができず、国産木材の価格も長期的に低迷しているため、買収のメリットは薄い。
考えられるのは「水」だという。森林の地下には地下水脈がある。それが海外資本のターゲットに なっている可能性が指摘されている。
「水が豊かな日本にいたら気づきにくいが、現代は世界各国が水を求めて争う時代。日本の水をくみ上げ、大型船で海外へ大量に輸出するということも、ビジネスになる時代だ」
ある商社幹部はこう話す。実際に日本のミネラルウオーターを中国の富裕層向けに販売するビジネスは、一部の日本企業で始まっている。そこに中国系企業が参入しても、まったく不思議ではない。
林野庁は調査に乗り出したが、結局その実態は分からなかった。「中国系企業は土地をブローカーに買収させるから、企業本体は姿を見せない。見えない相手が、いま『日本の水』を狙っている」。
商社幹部はこう警鐘を鳴らす。
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実はこの水源林と地下水脈は常に荒廃の危機にさらされている。
「法律上、水源林の所有者は際限なく水をくみあげられるし、水源林を保護する義務もない」
山梨県北杜(ほくと)市の担当者は、こう問題点を指摘する。同市では、5業者が水を使って飲料水や食品を生産し、自治体と企業の自主的努力で環境悪化を防いでいる。もし悪質な業者が過度に水をくみ上げれば地下の空洞化と地盤沈下につながる。水源林が荒廃すれば、水は枯渇する。
「水源林を買い取ろうとする業者には注意が必要。日本の環境やルールに関心が薄い外国企業が現れることにも目を光らせないといけない。ただ、自主努力には限界もある。国の法整備が必要な時期に来ているかもしれない」と、北杜市の担当者はこう話した。
(抜粋)
9/15 sankei.jp.msn.com
夢物語じゃない怖い話