「更生の期待を込めた判決」 裁判員の表情は硬く…
裁判長「量刑に当たって裁判所が特に重視したのは、被告が犯した2件の住居侵入・強盗強姦事件、つまり、第1事件と第4事件の悪質さ、重大さです」

今回選任された裁判員(男性5人と女性1人)と裁判官は、強盗強姦事件を、重くとらえたようだ

裁判長「すなわち、被告は極めて身勝手な動機から、女性の人格を無視した卑劣な犯行を2件も起こしたことにものであり、これらの犯行の被害者に生涯癒されないであろう心の傷を負わせ、深刻な影響を与えたことはいうまでもありません」

「被害者の被害感情は極めて厳しく、被告に対し、『できれば一生刑務所に入っていてほしい。だめならできる限り長く入ってほしい』などとして、被告に対し厳しい処罰を望んでいるのも当然であら、この点は重く受けとめなければならない」

「そのほか、検察官の主張する一連の犯行の悪質さ、危険性などからすれば、被告の責任はとても重いと言わざる得ません」

「そうすると、被告の生い立ちに恵まれない点があったことや、被告が若く、(最初の強盗強姦事件である)第1事件当時は少年であったこと、被告に前科がないこと、被告が罪を認め、反省の言葉を述べていることなど、弁護人が被告のために指摘したことを十分考慮しても、被告に対しては、主文の通りの刑を科した上で、時間をかけて、自らが犯した罪に対する自覚を持ち、反省を深めて更生させる必要があります」

弁護側は、田嶋被告の祖母らを情状証人とするなど、情状酌量を求めて『懲役5年が適当』と訴えたが、裁判所はしっかりと刑務所内での反省を深める必要があると判断した

「ということで、懲役15年という判決にしました」

小川裁判長は、長期間の服役があることなどから、訴訟費用については被告に負担させないと告げ、判決文を読み上げを終えた。6人の裁判員は、硬い表情を崩さない