今月末で我が家の赤さんが6ヶ月に( ꒪⌓꒪)早。忘れつつある出産の時のことを書かねば…メモを取ってたのでそれを見ながら…
時は遡ること3月26日。
この日から誘発分娩が始まりました。まずは朝8時に大学病院PCR検査。これさ、検査したあと普通に街歩いて帰宅するから意味あんのかね?とか思ったし、入院後もコロナ対策が案外ゆるゆるだと知ることになります(´・_・`)まぁ今はいいや。はじめてのPCR検査は鼻の奥と喉の奥を綿棒でくりくりしたんだけど、警戒してた喉よりも鼻の方が痛かった…結果は数時間後とのことで、終了後は最後の検診のためにいつもの婦人科へ。CTG二回とエコー。羊水が少なくなってる感じだから誘発が今日からで良かった!と言われた。入院の時に大学病院に提出する紹介状をもらって一旦帰宅。夕方7時に再び大学病院へ。まずはCTGとエコー。婦人科では羊水が少なくなってるって言われたけど、羊水も赤子の動きも問題ないよ〜って言われてホッとした。このあとバルーン挿入。管がついたプルプルの透明の風船みたいなやつを膣に入れて水入れて膨らませて、陣痛の発生を促す処置。これがね…入れる時も入れた後も痛かった(´-`)事前に調べたところ、痛い人と痛くない人がいるらしい。
入れたあとは、こうやって管が下から出てるのでテープで太ももに固定。歩きづらかった…しかもこのテープが超強力で、剥がす時皮膚まで剥がれるかと思った(´ω`)痛。処置後は一旦帰宅。とりあえずずーーっと腹痛。 生理痛より強め。この時は、これが陣痛…なんて思ってたけど本陣痛はこんなもんじゃなかった☆(笑)寝転がると痛みが強くなるので、この日はリビングのソファーで眠れない夜を過ごしました。痛み止めをもらったから飲んだけど効いてたのかは謎。
3月27日。早朝トイレに行ったらバルーンが出てきちゃって右往左往。病院に電話したら大丈夫だよーとのこと。バルーンが取れると痛みもなくなった(´ω` )あれ。陣痛が来るものとばかり思ってたのに…入院バッグを持って朝7時半に大学病院へ。本陣痛が来るまで同伴者は病院には入れないのでモンさんとはここでお別れ(´・_・`)入院部屋に連れて行ってもらって、少し休憩してからいよいよ誘発のお薬開始。流れはCTG、飲み薬、CTG。たまに助産師さんの内診(指を入れて子宮口の開き具合チェック)。陣痛が来るまでこれの繰り返し。結局28日までに8回繰り返した…相当居心地が良かったのか赤さん全然出てこんかった。ちなみに、27日最後のCTGの時に、助産師さんが「前駆陣痛が定期的に来てるし、今夜あたり産まれるかもね!」って言っててドキドキしたけど結局その日は陣痛来ず。
ちなみにこちら、一回目の食事…これを見て食事は期待できないな…と悟った(笑)しかも、特に聞かれてないのに入院中は私の分はなぜかベジタリアン用を用意されてて、同室の人の食事の方が美味しそうだった(´ω` )
3月28日。
朝と夜は毎日コレ。パンが変わるくらい。同室の人はレバーペーストとか付いてた。まぁしかし、お腹もパンパンだし、CTGと部屋の行き来だけなので全然お腹すかなかったなぁ…
この日はお薬を一つ増やしての誘発。陣痛は来ないけど、おりものが多くなってピンク色だったのでなんだか近づいてる感。なんとなーくたまにいつもと違う痛みがある気がするようなしないような。CTGをしていると、近くの分娩室からものすごい呻き声叫び声が聞こえてきてドキドキ。CTGの部屋は二人分のベッドがあるんだけど、この日の隣人さんは陣痛が来てて子宮口3cm開いている人ですごく苦しそうだった。この日のラストは8回目のCTG。始める前からこれ陣痛じゃね?みたいな痛み。いつも前駆陣痛でお腹が張るときは痛くないのに、下腹部に痛み!助産師さんに伝えて、内診してもらうと3cm開いてるよ!とのこと。えええ。こんな感じで始まるのねっ。陣痛を促進するために、散歩しといでって言われた。モンさんに電話してとりあえず来てもらう。耐えられない痛みになったら分娩ホールまできてね!って言われたけど、耐えられない痛みとは?ってずっと謎のままモンさんと散歩したりお喋りしたり。その間にも、もう耐えられませんって数人の妊婦さん達が分娩ホールに入っていったけど、その時までは、人それぞれ痛みの耐性が違うから私のこれはどの程度の痛みなの?って感じ。今になってわかる。耐えられない痛みというのは、痛くて震えるくらいだよ!当時の私!(当社比。結局、この日は陣痛が進まずに一旦モンさんは帰宅。助産師さんには耐えられなくなったらいつでも来てねって言われて、私は部屋へ。その夜は痛みで寝られなくて、うろうろしてたら夜勤の若い助産師さんにお守りねって白い赤ちゃんの靴下をもらってほっこり(´ω` )お優しい。
3月29日。その後、耐えに耐えて朝の5時に分娩ホールへ。CTGと内診したら、子宮口は6cm!これならもう準備始めていいよってことで、電話でモンさん召喚しつつ子宮口が開くように点滴開始。
陣痛室に部屋のベッドを持ってきてもらって点滴しながらCTGしつつゴロゴロ。モンさんが来てから、痛み止め飲んだり、下にしっかり降りてくるようにバランスボールでバインバインしながら待機。
分娩室に移動して、今回は無痛分娩をお願いしていたので、麻酔の専門医が来て処置。今回、助産師さんもお医者さんもみーんな研修生連れてて、何するにも研修生にもさせるから倍の時間かかった…麻酔で背中にカテーテル入れる時はさすがに先生がやってたけど、たくさん研修生連れてて部屋の人口密度がなかなか高かった(笑)カテーテル入れるときは特に痛みもなくスムーズ!だけどしばらくするとなぜが左太ももしか麻酔効いてなくて、それを伝えたら「うーん。少しずれてるかも。」って。えええええええええ。数ミリカテーテルを動かしたら右太ももも無事感覚がなくなった。しっかりしてー(´・ω・`)この後は助産師さんに呼吸法とか教えてもらいながらひたすら子宮口が全開になるまでひっひっふー。いや、実際にはふっふっふっふっふー。無痛分娩の麻酔は自分でスイッチ押して追加していくんだけど、痛い?って聞かれて痛いですって言うと、じゃあスイッチ押そうかって言われるから、言われるがままに押してたら途中から効きすぎて陣痛の波が分からなくなって麻酔ストップ( ꒪⌓꒪)え。痛みが和らぐよというので、笑気ガス使ったりしながらふっふっふっふっふー。気休め。痛いもんは痛い。痛いのに、片足あげたり両足あげたり、四つん這いにされたり体勢をそっちゅう変えさせられるから途中から泣き出す妊婦(´;ω;`)ううう。痛いー無理ーって泣いてると、「これまで頑張ってきたじゃない!あなたなら最後までやり遂げられるよ!」って励まされて余計に泣く。最後の段階、泣き叫んでボロボロのところにいきなり産科医登場。「どうもー!調子はどう〜?」ってすごいテンションで入ってきて、こっちはそれどころじゃなくて、うるせー黙れと思っておりました(失礼。モンさんも、あとから「あの時の産科医の登場が一番面白かった」って言ってた(笑)最後の最後、出てくるまであと数回のプッシュのときはもう死にかけ。頭も割れるように痛くて、頭が出かけた時はあまりの痛さに、後戻りもできないしパニック。とにかく言われるがままにいきんだり休んだりして、遂にドゥルンと誕生!すぐにカンガルーケアで胸元に持ってきておっぱいを吸わせたら、すごい力強くて感動して号泣。゚(゚´ω`゚)゚。誰に教えられたわけでもないのに、こんな狭いとこから出てくるなんてほんと頑張ったねぇ…モンさんは臍の緒を切らせてもらってました。本人曰く、切りにくかったとのこと(笑)赤子をきれいにしたり測定してる間に、今度は胎盤を出すために再びいきまされたけど出てこず(´・_・`)鍼をしたりしたけど、出てこないのでこのまま手でかき出しても中に残ったりするとダメだからと、急遽OP室へ。モンさんはこのあと私が戻るまで半裸にされて赤子を抱っこさせられたらしい(笑)父親もカンガルーケアするんだね( ^ω^ )OP室では長いこと半裸で手足固定されて待たされた上に、処置中も研修医に手取り足取り教えながらやるもんだから思いの外長く時間がかかって、最終的にガタガタ震え出す産婦。ずっと寒い…寒い…って言ってた気がする。胎盤取り出して、会陰裂傷の傷口も縫ってもらってからやっと暖かい回復室へ。モンさんはここで解放&帰宅。服を着せられてタオルに包まれた丸くて赤い赤子が入ったカートを隣に置いてもらって、深夜まで定期的に血圧とかをチェックしながら待機して、その後ベッドのまま部屋まで運んでもらいました。長期におよんだ出産、これにて終了。長かった…
入院中は、助産師さん達に赤子の持ち上げ方からオムツの換え方、沐浴の仕方、一からぜーんぶ教えてもらいました。コロナ禍で母親学級とかもなかったから不安だったけど、退院までに色々と教われたので良かった!
そうそう。病院のコロナ対策。私は事前に入院日が決まってたから前日にPCR検査したけど、同室のルーマニア人妊婦さんは破水してからの陣痛待ちで入院してて、入院二日目で帝王切開することが決まってからのPCR検査。これで陽性だったら同室の私は濃厚接触者だよな…とか思ったり。あと、分娩に立ち会う夫はPCR検査しなくていいのも謎。案外とこんな感じでルールがゆるゆるな感じでした。コロナ禍での妊娠・出産はある意味貴重な体験だったかも。外国人嫁からすると言葉の問題があるので1人は不安ではあったけどね。
なにはともあれ、無事に健康に生まれてきてくれて本当に良かったー!赤子改めマチ子(仮)さんは毎日可愛いし、成長スピードがものすごいので毎日面白いです(´ω` )母も一緒に成長してて、初めの頃は心が不安定で一緒に泣いたりもしたけれど、今や1人でお風呂にも入れられるし、泣いてても「あらあら大きい声出るね〜」とか言ってしばらく眺めるくらい、だいぶ心に余裕が出てまいりました(笑)人間一人育てるのってほんっっっと大変なことだけど、楽しんでいこう〜。 目下の願いはただ一つ。早く帰省したいでござる(´ω` )懇願。
うつ伏せ練習中にニュースを見るマチ子さん。