どう考えても、五輪はやるべきではなかった | 視覚障害投資家のHappy Days

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今週号のニューズウィーク日本版の特集は「五輪後の日本」。
その中で、西村カリン氏が書かれた「『傲慢』で『卑屈』だった東京五輪」という記事が衝撃的でした。

西村氏は、五輪取材のため日本へ来た外国人を取材。
報道関係者に課された行動制限が全然守られていなかったと訴えています。

まず、「バブル方式で一般人とは接触しない」とあんなに強調されていたのに、実際は来日した報道関係者もその他の一般人もごちゃ混ぜ。
さらに、記者はマスク着用が求められているのにほとんど着けていない。
ボランティアスタッフに「注意しないんですか」と聞いても、「私の仕事ではない」との返答。結局、行動制限を監督する責任者は現場にいなかった。

それらのことを記者会見で指摘すると、「じゃああなたが注意すれば?」と言われる始末。
しかしここでめげない西村さん、実際にほかの記者にマスクをするよう注意してみたそうです。そうしたら案の定「変なおばさん」扱いされ、「俺はワクチンを2回打っているからマスクはいいんだ」と自分勝手な言い訳をされたとのこと。


もうメチャクチャですね。
憤りを覚えます。
実際、来日した記者からも感染者が出ました。当然の結果でしょう。


ジャーナリストは、取材対象に対し批判的な見方を常に持たなければいけない。
だから政治家などから疎まれがち。
それは当たり前のことで、むしろ誇るべきこと。

でも、基本的な取材ルールは守らなきゃいけない。
一般人と接触し、スマホを部屋に置いてGPS情報をごまかし買い物へ行き、マスクを着けなければいけないところで着けず大声で話す。
基本的な感染対策ルールすら守れないのなら、即帰国させるべきです。

日本って、ルールばかり細かく立派につくるけど、なんできちんと運用しようとしないのだろう。
今回の件でも、現場に管理者がいなかったことが最大の問題だと西村氏も言っています。


現在起きている感染爆発の責任の一端は、来日してルールを守らなかった記者達のせいであることは間違いありません。
ルールを守れないのなら、二度と日本に来ないでください。
そして日本政府もいい加減、キレイゴトばかり言うのはやめて、言動と行動を一致させていきましょうよ。ルールを定めたのならそれをきちんと運用する。国民はブチ切れています。