ズッコケ三人組の思い出 | 視覚障害投資家のHappy Days

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児童文学作家の那須正幹さんが亡くなられたそうです。
那須正幹さんと言えば、ズッコケ三人組。
シリーズは完結していますが、まだまだズッコケの世界観に浸りたかったな。
ご冥福をお祈りします。


ズッコケ三人組と出会ったのは、地元の図書館。
正確に言えば分室と呼ばれるところで、家から歩いて1分もかからないところにありました。今思うと、すごく恵まれた環境だったと思います。

シリーズはほぼ全巻読んだのかな。
ハチベエ、モーちゃん、ハカセ、すごく個性的なキャラクター。
自分が団地住まいだったこともあり、特にモーちゃんとハカセに親近感を持っていました。


それから時は流れ、『ズッコケ中年三人組』なるシリーズが始まったと聞き、「誰だ、そんなパクリ作品をつくったのは」と最初は笑ってしまいました。
しかし作者は那須正幹さん。
中年になった三人組を描いたシリーズということで、貪るように読みました。
不倫、就職難、いじめ、天災などなど、いろんな社会問題を織り交ぜながら、実にあの3人組らしい感じがたまりませんでした。

最後は、『ズッコケ熟年三人組』で完結。
著者の出身地でもある広島で実際に起きた豪雨災害を素材とし、生きることの大切さを強く訴えかける作品でした。


そんな那須正幹さんがシリーズを終わらせる理由について、「平和な時代だからこそこういう作品が書けた。今は平和とは言えず、もう書けない」と最後に綴られていたのがとても印象的でした。