徴用工問題、日本は全く正しいが1つだけ問題がある | 視覚障害投資家のHappy Days

視覚障害投資家のHappy Days

お金について知識や知恵をもつことで、人生はより豊かになります。
すべてではありませんが、ある程度の問題はお金で解決できます。
お金に関することを軸に、視覚障害者(弱視)である僕が、言いたいことをどんどん発信していきたいと思います。

元徴用工への損害賠償をめぐり、日本と韓国が対立しています。
この問題は日韓請求権協定で解決済みであり、「賠償は韓国政府が行なうべき」という日本政府の主張は全く正しいと言えるでしょう。
国と国とが約束したのに、その約束を守ろうとしない韓国の態度は批判されて当然です。
ただ、そんな日本政府にも1つ問題があります。
それは、「約束を守れと言うが、そもそも日本は約束を大事にしているか?」ということです。


日本は民主主義国家であり、法治国家です。
国民が選んだ代議員が法律をつくり、それを国民の総意として皆で守っていきましょう、という制度ですね。
でも、現実を見るとこの制度は形骸化していると言わざるを得ません。

 


学校では、いじめが大きな問題となっています。
無視や悪口といったいじめはどこにでもあるし、教育として根気強く解決していく必要があると言えるでしょう。
しかし、暴力や恐喝は、学校で解決すべきいじめではなく、明らかに犯罪です。
先日も、長年の暴行の末失明してしまった女の子が大きく取り上げられていました。
これらは違法行為であり、約束破りです。約束を守れない場合はペナルティが科されます。子どもは家裁を経て少年院へ、大人は裁判を経て刑務所へ。
ところが、多くの場合ただのいじめとして処理され、きちんと罰せられることはほとんどないのが実情です。


ブラック企業という言葉が当たり前に使われています。
なぜ、ブラック企業が存在するのでしょうか。
労働基準法を守らないと、懲役や罰金が科されると決められています。
でも、実際に刑罰を受ける例はほとんどありません。
なぜでしょうか。

道を歩けば、猛スピードで突っ走る自動車や、通行が許可されていない歩道を走る自転車や、信号を無視する歩行者を多く見かけます。
これらはすべて道路交通法違反であり、懲役や罰金を科されるはずなのに、散発的に行なわれる取り締まりでわずかに検挙されるだけです。
なぜなのでしょうか。


世の中には、法律だけでは解決できない問題がたくさんあります。
少子化や高齢者の免許返納問題などもそうですね。
でも、法律で規定されていることぐらいなぜ守れないのでしょうか。
もし法律がおかしいというのであれば、変えればよいのです。
それを変えず、裁判等でおかしいと主張もせず、ただ個人のわがままによって守らない。
これはまさに今韓国が日本に取っている態度と同じです。


「日本は約束を守る国だ。だから韓国も約束を守れ」
こう堂々と主張できるようにするために、今こそ日本国民の意識を変える必要があるのではないでしょうか。
僕は、こういった主張をする政治家を応援したいと考えています。