Aシート | 視覚障害投資家のHappy Days

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JRをはじめ、多くの鉄道会社で本日ダイヤ改定が行なわれました。
JR西日本では、おおさか東線の全線開業と、座席指定サービス「Aシート」の開始が話題となっています。

Aシートは新快速のうち1両に設けられ、テーブル、リクライニング、Wi-Fiにコンセントまで提供されるという有料サービスです。
ただ、事前に座席の指定はできず、空いている席に座り車掌から乗車整理券(500円)を購入することで利用することができます。
最近流行りの「座って通勤できる電車」の1つですが、首都圏のグリーン車自由席に近い感じですね。

初日のきょうは、1番列車の始発となる姫路駅に、発車4時間前から人が並び始め、最終的には70人近くも並んだとか。座席は46席しかないというのに。
座れなかった人達は、立席スペースで待機することとなります。Aシートに座りたいということで、きょうはずっとすし詰めだったみたいですね。


Aシート、Twitterの書き込みを見ていると、出だしは不調だったみたいです。
最大の課題は、事前に座席指定ができないこと。
それにより、始発駅で座席がほぼ埋まり、途中駅から利用しづらいという状況になってしまいました。
また、立席スペースがあるために落ち着かない、座っている人と立っている人との間でちょっとした緊張状態が生まれ落ち着かない、ということもあったようです。


今回JR西日本がAシートを導入したのは、明らかに京阪電車の「プレミアムカー」を意識してのものだと思われます。
プレミアムカーも座席指定サービスで、2017年8月に運行を開始しました。
ただ、こちらはAシートと違い事前に座席指定ができる上に、1+2の3列シートに専属のアテンダントが乗務と、サービスのレベルが格段に上となっています。

もちろん、特急電車やグリーン車ではない新快速の特別車両という位置づけに、JR西日本も苦労したのでしょう。
今回のサービス開始は試験導入の意味合いが強いと思われるので、今後実際の利用状況を見て、より魅力あるものに進化させていければいいですね。


「必ず座れる」電車のニーズは大きいと思います。
関東に負けず、関西でも座席指定サービスがどんどん広がっていくといいですね。