エホバの証人の好きな言葉に「永遠の命」というものがあります.
この永遠の命とはどのようなものか,少し科学的に考えてみました.
わたしたち生物は,細胞で構成されています.
成長する際は,細胞分裂して増殖し,体などが大きくなっていきます.
この細胞分裂の際に、新しい細胞にも染色体をコピーする訳ですが,この染色体のテロメアと呼ばれる部分がコピーの都度,短くなっていきます.
細胞分裂を繰り返し,だんだんテロメアが短くなって最後には分裂できなくなります.
そこで細胞の寿命が尽きれば破壊されてしまいます.
この現象が体の多くの細胞で起こるとき,生物は寿命を迎えます.
さて,人間という生物である限り細胞に寿命があり,生体に寿命があるわけですから永遠の命はあり得ない.
となると,エホバの証人が望む「永遠の命」とは細胞を持たない物質ではないかと考えられます.
それは,「無生物」ではないでしょうか.
すなわち生命がなく,生活機能をもたないもの.
例えば,水や石などです.
私は水や石で過ごしたいとは思いませんね.
皆さんはどう思われますか?