4/15
最も小さな空間の中に
最も巨大な宇宙がある
記憶を消せるシステム「イマジナリー」を発明した科学者ジュンのところに、10年も連絡を取っていなかった粗暴な弟カイが突然現れ、自分の反社会性の原因である記憶を消してくれと頼む。
題材的には好きそうな予感。
初見の感想は「おもしろ〜い」
前知識がないので、何がどう展開するのか興味津々。体感40分くらいで終わった。
序盤は緻密な演劇にできそうな展開にも関わらず、兄弟2人がコントみたいになり爆笑が起きたりして、初日と思えないこなれかた。(でも集中を妨げる気がしなくもない。)
♪毎日のルーティン♪
♪何の変数もない科学者の1日〜♪
と楽しげに歌いながらも、ふっと空虚感を漂わせるジュン。
何かあるよねと私でさえ予想できたり、そもそもヒーリング劇と謳ってるから、多分…とはなるんだけど
十分に「えっ!」「ううっ」とはなる。
セリフに抑揚を付けただけで、音楽としては成立しない…みたいなナンバーがちょろっとあったので、〈ランボー〉や〈イソップ〉とかの圧倒的な音楽の力に比べると???となってしまい、
それなら無理にメロディにしなくても、演劇でも良いのでは?と思った次第。
リア役の3人が全く違うタイプだし、多分俳優によってかなり変わりそうな作品。
天使のようなリアが、現実から逃げようと促すあたり、「リアはもしや悪魔だったの?祝福、呪い、どっち」となったのは個人的に面白かった。
5/14
相変わらず全部は聞き取れないせいでモヤモヤは残るけど、潜んでいた傷がだんだん明らかになって、向き合うことで癒される兄弟のお話…で良いんだと思う。素直な私はちゃんと泣く。
随分久しぶりのフィジョン君。趣のある人なので、エレソンとかサウンドインサイドみたいな作品のひねくれた役柄で見てみたい。
今日はおふざけも程よい塩梅でまとまりも良い。
まずイ・スビンの歌声をたっぷり聴けるだけで元は取れるし、スンウの鼻筋も堪能できたので大変お得。(なにしろ4/15のプレビューで貰った半額券を使ったから。)
余裕があれば全キャスト制覇しても面白いかもしれないが、ストーリーを知ってしまうと2回でもそこそこ満足できる作品だった。