〈ポール〉観劇記録 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

 幼い頃、母親の虐待で人格が解離されたポール。

 ポールは自分のもう一人の人格であるルーシー、ニコライ、ギヨームと共に母親を攻撃し、家出する。あてもなくさまよっていたポールと友人たちは、偶然捨てられた家を見つけてそこで過ごすことにする。

 そんなある日、幸せに暮らしているポールと友達の前に正体不明のワトソンが現れ、彼らには大きな混乱の時間が訪れるが···

(2020年インターパークより)


2/27


かわいいチャニョル君で。


雰囲気くだらない系かもと警戒しながら見たら、まずは歌唱レベルが高過ぎてすごかった。


結構ずしんとした作りで…涙。


4つの人格が1人の人間なのはあらすじにも明記されているので、始めからそのつもりではいるのだが、ワトソンあじゅんまという第3者の目から見るとそうなるのか!と面白かった。


ちょっぴりどんでん返し的な展開もある。


実を言うと、10歳そこそこの子供が家出して1年も1人で暮らせるのかという現実的な疑問がわいて、「家」は心象世界なのかとも思ったけど、現実の存在であるワトソンが絡んでくるから現実世界なんだよなーと、ちょっと混乱した。


人生に時折り訪れる辛い経験で時間が止まってしまったポールとワトソン。お互いの存在によって次第に時間が動き始める。


ちゃんとした作品なのに客入りが悪いのは、陰絵で表現される虐待のイメージがキツいからだろうか。子を持つ親としては辛かった。


最後のシーンで別人格以外は現実だった事が明示されて、明るい未来を暗示するシーンで幕が下りる。終盤で癒してくれなかったら困ると思いながら見たのでホッとした。






4つの人格が、家に入り込んできたワトソンを脅かして追い出そうとするシーン。この辺はまだおちゃらけて見ていられる。


スペシャルカーテンコール、略してスコルだったのに、ポールが登場しないシーンだった。ショボーン