キャラクター紹介
ノードン
寡黙で重厚な岩に似た白サイ。
紆余曲折を経験させた原因である人間に復讐を夢見ている。
寡黙なタイプなので中身がよく分からないが、できる限りペンギンの世話をする。
優しくて温かい心を持っている。
ペンギン
捨てられた卵から生まれたアフリカペンギン。好奇心旺盛で前向きで、何事にも意欲が溢れている。
年齢と種も違ってサイズもかなり大きいサイのノードンを怖がるどころか、友達のように気楽に接する。
アンガブ
パラダイス動物園出身のサイで、人懐っこく、前向きな性格を持っている。
ウィンボ
動物園で育った優しい性格のペンギンで、捨てられた卵を発見し、チクと一緒に抱いて温める。
チク
口が荒くて気難しいが、誰よりも深い内面と温かい心を持っているペンギン。
ウィンボと一緒にペンギンの群れから捨てられた卵を抱いて、海に連れて行こうと努力する。
知っておくと役に立つ
〈長い長い夜〉雑学の知識
白サイ·スーダン
〈長い長い夜〉の主人公であるサイ·ノードンは、地球上で最後に残った北部白サイ「スーダン」の物語をモチーフに誕生しました。
アフリカペンギン
〈長い長い夜〉の主人公「ペンギン」は、寒い場所に生息する南極ペンギンではなく、暖かいアフリカの海岸が主な生息地であるアフリカペンギンで、イワシ、イカなどを食べながら生きていきます。
サイの角
サイの角を狙う密猟者によるサイの無分別な犠牲を防ぐために、一部の動物園ではサイの角を切り落としたりもします。
公演の小道具に隠された物語
「マネしてみて、赤ちゃん象たち。
私たちは鼻が手だよ」
象の鼻
象の鼻として表現された長いホースは「ハーモニックパイプ」という楽器です。ゾウの長い鼻を表現するとともにゾウの鳴き声を聞かせる装置としても活用されます。
「ただ…習慣みたいなものだよ、これは。
一生この中にだけいたじゃないか」
アンガブの足かせ
動物園で育ったアンガブに付けられた鈴の足環は、外の世界に一歩も出たことのないアンガブの状況を描写する象徴物です。
「地球上にたった一頭残った白サイ
ノーデンを紹介します」
ノーデンのストラ(首からかける祭儀用の帯)
一人残されたノーデンに巻きつけられたストラは、地球上に最後に残った白サイという意味が込められており、動物園を訪れる人々にノーデンを紹介する装置でもあります。