7/26
EMK創作の新作を信用してないので3階からスタート。しかし忠武の3階は音響が素晴らしく良かった。
最初に照明が輝いて、思わずふおぅーとなる豪華絢爛な舞台。〈笑う男〉のジョシアナのパーティを思い出した。舞台効果の賞とか取らないかな。
疑心暗鬼だったけれど、大劇場の魅力いっぱい。良い、悪くない、魅力的!見応えある。
原作オンリーの私は50年近い空白があるので、何の抵抗感も無し。記憶に残っているのが、アンドレが黒騎士になりすまして怪我をして視力を失いつつも最後までオスカルに尽くして、なんだかんだあった(←忘却の彼方)オスカルも、ついにアンドレの愛に気づいて受け入れるってあたり。(記憶違いもあるかもしれない。)
なので、あくまで主人公オスカルの話ってことで私的には問題なし。
最終的には、泣いて、泣きまくった!これは、ラブストーリーだね?好きな感じ。
最後、つい口から出てしまったオスカルの “준비 됐어?!” に爆泣き再び。
思うに、もちろんアンドレも深く関わってくるけど、オスカルという1人の女性…というか、1人の人間の生き様に集中して描いているので、
彼女を取りまく状況の一部としてのみアントワネットとフェルゼンが登場するのは賢い選択だったと思う。そこはMAで見ればいいじゃん!
ジウさんは凛々しいオスカルだった。顔の細部が見えないから俳優イメージが邪魔しなくて、オスカルにしか見えなくて逆に良かった。
アンドレ(役)はヤバい。ソンシクさんはやはり大劇場でこそ魅力が発揮される気がする。
別キャスト網羅したいけど、9月しかないから、上手く行くかどうか。今度は高いお金払って前で見る!
ジェローデルも(出番少ないけど)重要な役回り…でも何か歌ったっけ?歌わないはずないのに。私がオナカスイタとか考えてたのだろうか?
(実際歌わないのだと後から知った。ひどい話だ。せっかくソンヨンさん使ってるのに。)
9/14
全くもって号泣案件で拍手もままならぬ。
分かっているのにずぎゅんと撃ち抜かれ、まんまと製作陣の手の内に。EMK創作物の中で一番好きかも。
作品としてもそうだけど、個人競技でも金メダル量産のイメージ。中でもリサ・ポリニャック。カテコでも上手下手2階をキレよくギロっと睨みつけて、好き。
若干オレ様の香りがして萌え萌えではないと聞くアンドレ。やはり強めのアンドレだった。頼もしい保護者って感じ。だからこそオスカルも無意識に頼っていたと思う。私的には全然アリだ。
抑制の効いた2人の愛が奥ゆかしくて余計に涙を誘う。この塩梅が私は好きだ。
オスカルは、ある意味、想像通り。「オスカルの歌聞くとオクデン思い出しちゃってー!」「私もよ〜!」という隣の会話を聞きながら「私も〜」と心で参加。
迫力のある声を聞くとダンバース夫人が浮かんでしまうし、20才のオスカルにしては重々しいような…気が。でもまあ上手いから、夢中で見てはいた。
やっとノユン氏ベルナール。ゆんさん、久しぶりだなーと思って振り返ったら、昨年11月の〈ブラックメリーポピンズ〉と〈燃ゆる暗闇にて〉以来だった。
すっかり大劇場俳優になって、大空間を満たしていた。この人が、どうやって小劇場に収まっていたんだろ?と思うくらい。
同じことはミンソンさんにも言えるわけだが、それはそれで収まるんだよね。
オススメされていたベルナールの腹筋、胸筋はしっかり鑑賞した!鑑賞し甲斐があった!一瞬、物語への集中が途切れたんだけど、どうしてくれるんだ?
9/20
もう一度ソンシクを(正面から)見たくて。
2人の間の壁に立ち向かうには何の力もない感じがあるから毒杯がことさら切ない。
本当はジウさんもう一度見たかったけど、オク様再び。
ポリニャック夫人は、リサ・ポがショー的に楽しめるし、成り上がってギラギラしてる感じが最高と思っていたけど、
ヘミ・ポはあくまで優雅な貴族風でありながら腹黒い感じで、この路線も良い。かなり好き。
そして、ソンヨン・ジェローデル。歌わないけどカッコいい。
「これが私の覚悟だ」の言い方がしびれる。あの少ない出番でも、存在感のあるのが素晴らしい。
中継で見た時は並評価だった〈ムーンストーリー〉だが、いざ舞台を見たらどハマりした。理由を考えるに、主演のソンヨン氏があの顔で、愛したり苦悩したり救われたりしたから、という線が濃厚だ。
演劇でもミュージカルでも、今度は小劇場の距離感でお目にかかりたい。
(歌は1:00くらいから)