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色々な意味ですごくて、
胸の中にはとても多くのことが渦巻くのだけど、簡単に言葉になって出てこない感じ。
少しづつ整理が必要。
韓国語が十分に理解できないことがとても残念。
「音楽劇」だが半端なミュージカルより素晴らしい音楽。俳優の個性が前に出る作品ではないけど、豪華メンバーだし聞き応えありすぎ。(そうは言ってもジソンの夫役チャンヨンさんが最高に素敵だった。キャラクターとしても妻と共に苦しみ全力で支える夢のような夫ではあったが。)
布を色々なものに見立てたり、象徴的な演出が面白い。30年代のハンセン病患者は黒い布を身につけている。差別という意味で見ると複雑な思いになる。
1933年と1966年以降のソロク島に暮らすハンセン病の人々、そして2019年重度の発達障害児ジウォンの両親の物語が同時進行で語られていく。
寸劇のように会話劇が挟まれるが、かなりの部分が語りで説明されていく。マリアンヌとマーガレットはひたすら奉仕生活に打ち込み、自らの記録は一切残していないので、第三者の証言を通じて描写する形になったのだそう。
過去と現代が全く別個のものとして進行するので、どう収集をつけるのか不思議だった。
2019年の障害児ジウォンが住む地域に特殊学校が作られることになる。住民の意見交換会?が開かれるが一部の住民は強硬に反対する。
激しい討論の末に母親のジソンが叫ぶ。「この地域に障害者が増えてしまうと言うが、確かに街で見かける障害者は少ない。だがそれは地下鉄やレストラン、社会に混ざることができずに自らを暗闇の中に閉じ込めているからだ。かつてのソロク島のように!」
30年代当時は日本人管理者の暴挙もあり酷いこともあったけど、60年代にはだんだん改善されていった…ときて、最後にドンと突き落とされる感じ。
私自身も、もし電車の中で子供が奇声をあげて暴れていたら迷惑そうな視線を向けているかもしれない。
それがコンサートなら、なぜ連れてくるんだ!と腹立たしく思うだろう。そんな単純な自分の在り方を猛烈に反省する。
結局これはソロク島に隔離された患者の話を装う、現代社会の差別の物語だ。
6/28
なんと言うか…言葉では描写しきれないので、とにかく見て❗️と言いたい。
でも終わってしまうので、3演になるのかな?次に上演されたら是非見て欲しい‼️
今回は元になったエピソードをできるだけ調べて行ったので、何が起こっているのか前より追えた。
響いたのは1930年代スソンのセリフ。
「楽園だと思ってソロク島に来たんじゃない。外の世界が地獄だからここに来た。」
そう遠い昔じゃなく小泉さんの頃まで日本も似た状況だったから他人事ではない。
重苦しい話だと思われそうだが、あくまで人々の生活の話だから普通に明るい日もあるし、警戒しないで欲しい。
とにかく音楽が素晴らし過ぎる
「恵化的公演生活」というYouTubeチャンネルに俳優たちが出演した時、完売したらその日は見送りとか、何かしらする!と言っていたのに、何もなくて少しがっかり。もはや連日完売なのでムリだろうけど。
7/2

ハイライト映像を訳してくださってます。