(下に5月19日を追加)
3月28日
5行に要約できそうなストーリーに目を通した段階で挑む第1回目。
舞台は豪華
チョン・テグン(レオ君)のアナトールを見てやろうじゃないかと選択した日。
「今をときめくジュテクさんの歌唱力と差が出てしまわないか」という知人のVIXXファンの心配をよそに、立派な歌唱力!まずは本格的に逆光の中登場するシルエットにくらっとしてしまうわけだが。
本番が始まる前、俳優全員が劇場じゅうに散らばって演奏したり、歓声の練習をする時間がある。客席通路にも満遍なく広がった俳優たちは、歌いながら観客と笑い合ったり目配せしたり。
コメット席のBに座った方に話を聞くと、中央ステージに近いし、ピエールがよく見える、俳優が近くに来る時はめちゃくちゃ近い、とのこと。カーテンコールの時はBの前がアナトールの定位置なので、それも美味しいかもしれない。
ただし舞台奥のドアが自分の横にあるので、ドアの出入りや奥からの照明効果などは一切見えないそう。近いとは言え舞台後方なので、俳優の正面より背中を見ている方が多いらしい。
幕前からカーテンコールまで、舞台と客席の境が無いのを実感する劇場中を使ったパフォーマンス。どの席も、何かを得れば何かを捨てざるを得ないようだ。どのエリアがベストなのかは難しい問題だ。
特別美味しい席、人によっては絶対避けたい席がある。1階最前列、多分B8-12あたりだ。その席の観客はアナトールからナターシャに送られる手紙の最後の伝達者として、エレンのガイドで舞台に上がることになる。ナターシャに手紙を渡すとそのまま舞台で待機して、そのシーンの終わりでアナトールの感謝のハグを受ける。(アナトール全員がそうなのかは分からない。)常にその席なのか、そのエリアの誰かになるのかは不明。事前に説明があって、承諾するのかな。
カテコではけていく時、F-2あたりの人がアナトールのハート🫶にハートを返したら、アナトールがナンパでもしそうに列を離れて寄っていきそうになり、ドロコフが強制的に引きずって退場していた。こういうのは毎回色々なパターンで起きそうなハプニングだ。
さて演技的に見ると、あの内向的な(だった?)レオ君がここまで浮かれた演技ができるのかと感心する。カッコいい悪い男なんだけど、強いて言うと甘さが足りないような気も。チュンジュさんやウンソン君だと、女性をとろけさせる甘さがありそう。
が、良く考えてみると、ナターシャの問題なのかもしれない。
歌が下手なわけじゃなく、最初は頭の空っぽな可愛いだけの役には合ってるかと思った。…が、見ているうちにだんだん、ロバの耳で見たウンジちゃんだったら…って思い始めてしまった。
難しいナンバーを頑張って歌いこなしてるんだけど、そこまでで精一杯。演技がちょっと…なので恋愛の甘さに物足りなさを感じてしまう。パク・スビンちゃん…次回は別のナターシャを目指したい。
とは言えこの日が彼女の初日でこれから化けるかもしれないので、性急な判断は控えよう。
アナトールより重要人物のはずのピエールは特に1幕の出番は少ない。常に存在はしているけど、自分の部屋で「役にも立たない」読書をしている。(俳優さん的には逆に大変そう。)
表に出てくる短い時間、ナンバー1曲で彼の内面を存分に表現し、存在感を示して、作品を締めなければいけないので、ジュテクさんほどの実力歌唱力が必要なキャラクターだと思った。
物語に深遠な意味があるのかもしれないけど、私は若い男女の駆け落ち話をサカナにとにかく楽しもう!という印象を受けた。
昨日まとめた〈マリーアントワネット〉や〈ディア エヴァンハンセン〉と同じミュージカルではあるが、別ジャンルな感じ。ライブ感満載で楽しみたい時にはうってつけかも!
5月19日
2回目にして最後のグレコメ。楽しい
席は2階のBOX席前方、センターも近いし客席でバク転してる俳優さんも見えるし、ほぼ全体見えて良かった。椅子同士の間隔が広いのでとても優雅な気分。
開幕前のウォーミングアップでは俳優さんたちがこちらに向かって手を振ってくれるので疎外感はない。お互いニコニコ手を振り合って思わず盛り上がってしまう。
アナトールが登場しこちらを見上げたので、手を振ったら振り返してくれた。そのBOXには私1人だったので、完全に、私1人に、私のために、私に応えて手を振ってくれたという事で…気分がいい。
ただ上手側だとアナトールの背中率が高いかもしれない。
見つめ合うナターシャの方はよく見えたので、おバカっぽい表情や、キラキラのアナトールに視線ロックでポワーっとなったり、ジスちゃんとても良かった。
高音がキンキンしたのは音響のせいだろうか?
サイドなのでやはりコーラスの言葉が聞き取り辛かったりはした。