たまにはフルのタイトルを。
〈ホープ: 読まれなかった本と読まれなかった人生〉
5月14日
私はなぜ泣いてるのか?
自分でもどこにあるのか分からない感動ボタンを狙って押してくる絶妙な構成、音楽、演出、演技。
無駄な力みの一切ないソニョン・ホープ。それでいて盛り上がるところは頂上まで。巧みな自然体という職人技。
以前はどちらかと言うと好みでなかったヘグン・ベルトが熟成していてとても良かった。
慈愛と励ましに満ちたヒョンギュン・K。気高い。
なぜか目がいくジョンモ・カデル。かっこよさは隠せない。
マリも過去ホープも「しおり」という名のアンサンブルたちもとても良かった。
初演、再演の「しおり」出身者の多くが現在はメインキャストとして活躍している。1,2年後はこのアンサンブルさん達も活躍していることだろう。
6月6日
今回も泣くかな?と思ったが、そんなに泣かなかった。そんなに。
過去ホープとカデルのみ前回と同じ。他は入れ替え。
ホープ役のイ・ヘギョンさんは〈テレーズ・ラカン〉の母親役。その時から気になる俳優さんだったので、ホープ役が楽しみだった。
長いことホープを演じてきたかのような、すんなり受け入れられるホープだった。
ギョンスKはぴょんぴょん跳ねる子供のようだった。
後半は落ち着き感が増したけど、ホープを包み込んだのは少年のような純粋さだった。
ギョンスニムが少し声枯れしていたような気もする。今日はマチソワ2本立てか。前週からのスケジュールはこんな感じ。働きすぎ?
7,8日と舞台はお休みなので 、10日の〈ワイルドグレイ〉では艶かしい声でお会いしたい。
こちらの感じ方の問題だと思うけど、全体として俳優同士の存在感がぶつかると言うか、溶け合わないというか?溶け合った時にケミが良いと言うのか?俳優それぞれはレベル以上の演技をしていたのにな。