〈ウェスタン・ストーリー〉観覧 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

2020年2月19日が最後のユニプレックスだった。
 
2022年3月8日。ほぼ2年ぶりに戻ってきたわけで、過去と現在がつながった感じ。

 

(あらすじ)

1886年西部開拓時代。

アリゾナ州、グリーンバレーシティ。

 

荒涼とした砂漠の真ん中の酒場、ダイヤモンド・サロンを営みながら苦労して生計を立てていたジェインは、西部の3人組、つまり保安官のワイアット·アフ、ヒロインのジョセフィン·マーカス、悪漢ジョニー·リンゴに懸賞金がかかっているという事実を知り、ある計画を練る。

 

自身の酒場「ダイヤモンド・サロン」を安値で売りに出した後、その近くに鉄道が通るというデマをまき散らして彼らを誘いだすのだ。一攫千金を得るためにダイヤモンド・サロンに集まる3人組、そして彼らを待つ初心者懸賞金狩人ジェイン。

 

しかし、この時、3人組に向けた復讐心で燃える多血質ガンマン「ビリー·フッカー」が彼らに先立ってダイヤモンドサロンに到着し、皆の計画は乱れ始めるが…。



 



ダイアモンドサロンで繰り広げられるドタバタ喜劇の〈ウェスタン・ストーリー〉銃赤薔薇

 

 

西部の3人組は3流俳優たちのなりすましで、ジェインの計画は失敗したかに見えたが、しっかり者のジェインはそれを承知で、手堅く詐欺師たちの懸賞金を得ようとしていたのだ…。



豪華メンバーでドタバタ劇?

一応、各自新しい夢に向かって旅立つエンディングではある。

 

という感想を見ると、あまり好みでなかった模様。ただこの日は視野が悪く、非常に集中を妨げられた記憶がある。

 

それ以来このユニプレックス1館で前方ブロック以外の席を取る場合は必ず前通路の席、もしくは横ブロックの通路先をとることにしている。

 

カン・ヘインちゃんはナンバーが合っていると凄く良いんだけど、ちょっと声が個性的で役柄に合う合わないがありそう。(後日ファンレターのヒカルにどハマりであることが判明する。)

 

 

3月19日

舞台って1度では評価できないと再認識。

 

やはり前回は、舞台の中央部が遮られて見えなかったのが大きい。

 

面白おかしく展開する中で、お尋ね者に情が移って懸賞金を諦めたり、親の仇と思った相手が実は命の恩人だったり…。

 

西部劇なのにホロリとしてしまう。やはり韓国的情の深さか?

 

とは言え基本はドタバタ喜劇。

 

〈サンキュー・ベリー・ストロベリー〉〈アンダースタディ〉に続いて3回目となるジョンヨンべう。1番キラキラしてた。西部の有名人になりすましている3流女優のわざとらしさがイイ具合に笑える。最高。


照明がズレたり、隠されたり、微妙に主人公になりきれないところが可笑しい。

 

ソンミン様のコミカル演技はどうかと思ったら意外とハマってた。

 

劇団のお金を持ち逃げして、仲間にちゃんと分けないズルい男。再会してしまうと、

「ヌナ、あの頃好きだったんだよ」

(多分口からでまかせ)

「ヌナって呼ぶなームカムカ」と拳銃突きつけられたり、ケミが良くて笑った。

 

キム・イフちゃんは〈ヴァンパイア・アーサー〉で初めてだったが、いい声だな。うまいし。(現在〈愛の不時着〉でソ・ダンを熱演中)

 

 

4月26日

見るたびに良くなる〈ウェスタン・ストーリー〉3回目。

 

だいぶ美味しく発酵したようで、いやー笑った!

これだけ笑わせてくれれば、もうそれでOK!

 

仲良くないとできないギャグが炸裂。それぞれ自分だけ助かろうとするジョングさんとジョンヨンさんの絡み、名コンビだった。笑い泣き笑い

 

主役のチェ・ジヘちゃんも芸達者なコメディエンヌぶりに唸った。その中で空気が読めないキャラのソホ・ビリーだけが真剣でそれがまた可笑しい笑い泣き

それを活かしたギャグもブチ込んでくるので、ソホ君も侮れない。



 

ソホ君がワイアットを演じるジョングさんを「おい、先生!」と呼ぶと、ジョングさんはくすぐったいような反応をしていた。多分2109年に〈ファンレター〉で共演してるのをいじったのだと思う。

 

最後、カーテンコールに脇役バドとハリーのナンバーが追加されていた。出演者全体に製作者の愛が注がれているような感じがして暖かい気持ちになった。


誰もが自分の人生の主人公!