アーサーの演説〈アーサー〉 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

最後の演説の場面が動画で出ました。演説が始まる状況と、若干カットされた内容を青字で補足。

 

 

ギネビアが息絶えたランスロットを抱きしめて涙にくれている一方、沈み込んでいるアーサーの所にモルガンがやって来る。

 

「いつまで暗闇の中で沈んでいるつもり?国民は王の登場を待っているわよ。」

「無理もないけど。こんな風に眠れない夜には、母さんが子守唄を歌ってくれたっけ。」

 

息子に殺される運命なのか、とつぶやくアーサーに、その運命を今自分の手で変えたらどうかと、モルガンがエクスカリバーを差し出す。

 

それ(自殺)は一番たやすい決断だと答えるアーサー。

 

たやすい?それができれば、これほど苦しまなかった、とモルガン。

 

モルガンの前にひざまずくと、お腹の中の息子に子守唄を歌うアーサー。息子を愛し、息子に愛されて幸せになれとモルガンに言う。消えていく復讐心に混乱しながら去っていくモルガン。

 

モルガンに対して取った行動は正しかったのか。ギネビアに対してはどんな選択をすべきなのか、悩み苦しむアーサー。思わずモーリンに呼びかける。

モーリン

聞いているか?

 

私の運命の行方を導いていた あなたなのに

自由に去ったのか?

1人で幸福になり 私を捨てたのですか

 

モーリン

今私が進んでいる道が 正しい道なのか

正しい選択なのか 教えて欲しい

お願いだ モーリン!

 

(モーリン)

彼を守るという堅い誓い

しかし見守るのみ

彼を信じつつ

 

今や更に大きくなった彼の熱い心

運命さえ彼を引き留めることはできない

すべては彼の手 彼の考え

すべては彼の意思 すべてに打ち勝つだろう

 

 

王座の前に引き据えられたギネビアを糾弾する騎士たち。恥ずべき罪を犯した、王の名誉が傷つけられた、死罪に処すのが国法だと口々にアーサーに訴える。

 

「これ以上、私を侮辱するな!」

強い言葉で黙らせるアーサー。

 

罪を犯した自分は死罪が相応しいと言うギネビア。

 

自分自身よりも愛した人を前に決断するアーサー。

間違いを犯したのではない、運命が行き違っただけ。

ギネビアを自由に去らせるよう命令する。

 

数え切れないほどの人生の選択

それは人間に与えられた罰であり権利だ

 

人間には神さえも推し量れない 深い心がある

 

その中でも愛は

生と死の上にあり

光のように 目には見えないが

水晶のように美しく

清く流れる水のように透明で

無謀だが 純粋だ

 

この先 私の選択はすべて

国と民のためだけに為されるだろう

王国の永遠の平和のために

聖杯を探す旅は終わらない

円卓の騎士たちよ!

そして我が民よ

我らの誓いを決して忘れるな

私は君たちと最後まで共に歩む

 

アーサー王に栄光あれ

アーサー王 万歳!

私の存在の意味が今はわかる

ひたすら国のために存在しよう

神よ 私をお守りください

揺らぐことのない私のために

 

(恐れを越えて)

我らの魂のために



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