3週間に亘りブロードウェイ、ウェストエンド、ヨーロッパを旅しながら楽しむミュージカルの旅。
あっという間に満席になった2日目だが、次第にキャンセルが増えて最終的にはわりと空席があったようだ。最初に取れた遠くの席のまま放置してたので、無駄に後ろから見ることに。
2日目のゲストはチョン・ウクチン、イ・ヘジュン、イ・ソクチュンの3人。
コンサートは楽しかった。ちょっと説明が長かったが、興味深いこともあったので良しとしよう。
10人のアンサンブルベウ達が歌を担当。それに混じってゲストが1曲づつ披露して前半終了。(日によって多少出演者の入れ替わりがあるらしい)
ウッチン君はコメディセンスがあると思っていたけどそうじゃない。彼自身がコメディ。(褒めてます)
後半は座ってゲストとトークしながら進めるのだが、ウッチン君が話に夢中になってしまい、監督が一応台本あるんだから!と止めたり。でも面白いのは認めていた。
ウッチン君はディズニー物が大好きなのでファントムシンガーで〈アリエル〉の「アンダーザシー」を歌ったエピソードを披露。ヘジュン君がマジか?とびっくり。
「アンダーザシー」を歌い始めたら(台本には無し)オーケストラがすぐに伴奏をつけて、所狭しと歌い踊るウッチン君。良いものを見させていただきました。
ウッチン→ヘジュン→ソクチュンの順番で話が回っていくのに、ウッチン君で止まるからソクチュン君は静かに待っている時間が長い!監督が気を遣って順番を逆にしたり。
彼は高校から笑う男の初演を観に行った時に監督に初めて会ったそう。DIMFで大賞を取った時も高校生だったとか。若い❗️
後半でもトークの合間に1曲づつ歌って、いよいよソクチュン君の番になったら、ちょっとトイレって言いながら袖に引っ込んでしまった。
ソクチュン君が帰ってくるまで何かして!と他の2人に振る監督。2人は前に出てオロオロ。
戻ったら済ました顔で〈フランケン〉の「ノエクメ」を切々と歌ったソクチュン君。舞台度胸がハンパない。
主役であるアンサンブル俳優たちは、舞台で印象に残っていた方もチラホラ。
3月13日 (同じくブロードウェイ)
本日はコ・ウンソン氏がゲスト。
コ・ウンソン氏はヘドウィグ他で後半の舞台をジャックしたかのように熱唱。20年6月に退役し、今はミュージカルをしているのが幸せでたまらないそう。見ていても勢いがある。コ・ウンソンにハマりそうだ。(既にハマったとも言う。)
外国作品の原語のニュアンスを知りたいので語学学校で仏語、独語を習ったそう。英語は基本で。
チャンスがあればブロードウェイにも進出したいと言っていたし、大物になりそう。
監督はウンソンを見る時、いつも目がになりがち。
ブロードウェイと聞き、「行けるだろうけど…遠い!地元で見れなくなる。でも仕方ない。頑張って
。」と、よく分からない応援をしていた。
〈マン・オブ・ラマンチャ〉から
〈ヘドウィク〉から
〈ハミルトン〉から
〈サンセット大通り〉から
ウンソン編をたくさん貼っているのは、豊富に釣れたからであって、贔屓している訳ではない!
主役たちも〈レント〉から。
3月27日 (ヨーロッパ)
2週目のウェストエンド編は先約のため参加不可につき、今日はヨーロッパ。
ノダム、レベッカ、エリザベート、モーツァルト等々、アンサンブルの皆さんが歌うお馴染みのナンバーが続く。
経歴20年から出演作がまだ1作の新人まで。
ジェントルマンズガイドで愛人役だった方が”나는 나만의 것 (私は私のもの)”をドラマチックに歌い上げて感動した。主役級の実力である。
始まる前に監督と「トークでストップと言われたら黙る」約束をしたそう。
でも歌い出すとまるで違う人。さすがの歌声なのである
最後の挨拶で、アンサンブルとしての誇りもあるがオーケストラの演奏でこんな風に自分の声を届けられて幸せだと語る俳優たち。感謝のコメントは禁止されていたそうだが、言わずにはいられないと、潤んだ瞳で口々に監督に感謝していた。
新人君はこらえきれずに涙ポロポロ。それでも直後の「明日への階段」の出だしをしっかり担当して、これまた感動。
応援するしかない!
4月22日 アンコール公演 (ブロードウェイ、ウェストエンド、ヨーロッパ、ソウル)
ほぼ1月後にアンコール公演で帰ってきたコンサート”ONLY”の2日目公演。本公演では3回に分けて周った地域を1日に納め、最終地はソウル大学路に戻り、レッドブックと英雄が披露された。
ゲストはコ・ウンソン氏。アンコールやるなら出たい!と立候補したそう。監督とはデスノートでほぼ連日顔を合わせているし。
トークでは〈デスノート〉から死に様の話も登場。ここで紹介するつもりだったが、いつになったらここまで辿り着くのか、我ながら予測できなかったので、先にご紹介してみた。
ドイツ語の「最後のダンス」が追加された他は選曲はほぼ本公演と同じ。拍手が鳴り止まず普通ならアンコールに応えるところだろうが、時間が限られているらしくそのまま終了。
主役であるアンサンブルの皆さんの時間が削られては本末転倒だしな、と察した。
カーテンコール
ムンジョン監督が、挨拶もパフォーマンスも本公演の1回目とは比べものにならないほど皆の成長が見えて、やはりなんと言っても俳優を育てるのは舞台だと話していた。
3日間のアンコール公演、初日のゲストはノ・ユン、チョン・ウッチン、イ・ソクチンの3人。
最終日はチャ・ジヨン姉さん。両日とも先約があり、行かれなかった。
コンサートとは関係ないが、先日YouTubeにおススメされて至極感激した〈アイーダ〉の曲。ユネスコ世界文化遺産とかに指定すべきじゃない?と思った次第。
おそらく、今後も続くであろうムンジョン音楽監督のコンサート。これからも運良く参加できる日があることを祈る。