Q. オープニング曲がソロナンバーに変わりましたが、感想は?
ジュンス:プレッシャーが無くはないですが、メッセージ的には、戦争で廃墟になった村を見ながら、もちろん今は大変なんですけど、いつの日か燦燦たる陽の光が輝いてすべてに打ち勝てるという、希望に満ちたメッセージで始まる「いつだろう」という曲です。
何よりもこのナンバーが〈エクスカリバー〉の時代背景を歌ってもいますが、今多くの皆さんも大変じゃないですか。その方たちがこのナンバーを聞いて慰めを得てほしいと願いながら歌うことにします。たくさん見に来て、このナンバーも好きになってください。
Q. 「いつだろう」のナンバーに関連するエピソードがありますか?
ジュンス:このナンバーが始まると、歌う前にこんなセリフがあります。馬を探すセリフです。アーサーが育てた馬ですよね。その馬の名前を呼びながら言うんですが、2頭呼ぶのにふざけて「雷鳴」と「稲妻」とか言いながら4,5頭を呼んだら、周りで見ていた俳優たちが、「それくらいなら馬金持ちじゃないか」と言ったくらい…まあそんな風に楽しく、そのくらいがエピソードじゃないかと思います。
Q. 1幕最後のシーンが初演と比べてどう変わりましたか?
カイ:初演ではアーサーがエクスカリバーを与えられて王となる戴冠式で閉じたとすれば、今回の内容はお話できませんけど、アーサーが物凄い怒りを抱いて1幕が終わります。インターミッションを挟んで、2幕を期待して想像させるような、とても良いシーンで飾ったのではないかと考えています。一次元アップグレードしたミュージカル〈エクスカリバー〉をよろしくお願いします!
Q. グァンアーサーが一番好きなシーンはどこですか?
ウングァン:僕ウングァンが一番好きなナンバーは…僕はこのシーンを演じたり見たりするだけで、とても微笑ましくなります。新しくやることになった「燦爛たる陽射し」というナンバーが歌われるシーンです。このナンバーはケルティック風のナンバーです。物凄く楽しくて、何と言うか振り付けがあるじゃないですか。ケルティック風のステップが見ているだけでも幸せになって微笑ましい、そんなシーンだと言えます。
僕が思うにこのナンバーのポイントがあります。このナンバーのポイントはとても上手なランスロットと、対照的な可愛くてぎこちないアーサーの姿を見ることができます。そんなシーンも気に入って、好きになって下さると思います。
Q. 剣で戦うシーンを練習しながら無理はなかったですか?
ドギョム:それほど無理はなかったですが、「ああ今回もやっぱり剣を扱うのが大変だ」と感じもしました。今回の〈エクスカリバー〉では剣の動作が増えたんですよ。なので難しい箇所もあるし大変なこともあったんですが、以前より多様で華麗な剣のシーンをお見せできそうなので、それがすごく楽しみだし、わくわくします。
Q. 練習中のエピソードは?
ドギョム:僕が〈エクスカリバー〉の俳優の中で一番年下のマンネなんですけど、今回のランスロット役のテウル兄さんもマンネなんです。3人の(ランスロットの)中で。(6ヶ月の差でマンネを勝ち取ったランスロット)
練習中に「マンネたちが出てやってみます!」と言いながらテウル兄さんが出るから、他の方たちが「テウルがマンネなのか?」って驚くから面白かった記憶があります。笑いながら練習室の雰囲気が良かったのも思い出します。
今回の〈エクスカリバー〉を本当に一生懸命準備していますし、全員が心血を注いでベストを尽くしていますので、今年の夏、とても暑く大変な時期に皆さんとエネルギーをたくさん分け合える劇になるといいですね。
前回の〈エクスカリバー〉とはちょっと違う、新しく練られた素敵な〈エクスカリバー〉をたくさん見に来ていただいて、愛していただけたら嬉しいです。ありがとうございました。