ソワレのアンナカレーニナが幕を開けた瞬間、マチネで見たラストキスがどこかに吹っ飛ばされて行くのを感じましたよ。なんだろう、この豪華絢爛感。演出、舞台装置!主演俳優たちは言うに及ばず、脇役からアンサンブル、歌からダンス!どこを取っても見事でない所が無い!
あっという間に1幕が終わった段階で、翌日の観劇予定をキャンセルしようかと考えましたっけ。もっと見たい!
ベンハーで初めて会ったウヒョク氏を楽しみにしてましたが、ジフン氏が期待以上のスマートさでブロンスキーとしてはジフン氏に軍配。しかしながらウヒョク・ブロンスキーがスケート場でマントをヒラリと翻して登場した時は、かっこよすぎて椅子からずり落ちないよう肘掛をしっかり掴みました。
アンナはそれぞれ魅力的で今さら言うことなしです。「あの時知っていたら」の最後の方で、オク・アンナがひざまずき両手をすり合わせて謝るのを、キティが手を差し伸べてやめさせるシーンが印象に残っています。
両カップルの運命が反転した「橋はすべて燃え落ちた。」橋の上のブロンスキーとアンナが何と歌っているのか知りたいのに聞き取れない!ご存知の方、教えてください。
ブロンスキーは自分の領地を改革することに野心がある?野心が育つことはアンナにとって愛が冷めることに見えたんでしょうか。アンナにはブロンスキーしか居場所がないから。一方レビンは田舎で共に生きようとキティに言っており、キティもそれを求めている。
長編の原作を短時間にまとめたのでストーリー展開に大雑把な点があるのは否めませんが、それを補って余りある作品。3回観劇しました。
今年の上演は5月?何ヶ月も先ですね 早く見たくなってしまいました。キャストがどうなるか楽しみに待ちたいと思います。
翻訳についてですが、プログラムの解説を中心にしました。プレスコールなど、動画のあるものはなるべく利用しました。
基本的にプログラムは買わない主義です。この歳になったら物は減らさないといけません。なのに、見終わって気づいたらアンナのプログラムが私の手に。茫然自失で買い求めていました。
プログラムには "ペテルブルグ"と"サントペテルブルク (상트 페테르부르크)" という二つの表記が出てきます。違う町なのかと思ったら、時代によって呼ばれ方が変化した同じ都市らしい。アンナの時代にはペテルブルグと呼ばれており、しかも日本的に言うとサントではなく "サンクト=ペテルブルク"と呼ぶらしい。なのでペテルブルグに統一して直しました。
楽しく終わったアンナ。でも本当はジキハイやるべきなんです。1月下旬にはグァンホ氏とウンテ氏のジキハイが待っている。
前回疲れて寝てしまったグァンホ・ジキハイ。私の中でジキハイ=かったるいという図式が出来上がっている。ああもったいない
心を入れ替えて、ジキハイに取り掛かります。2006年のOSTに沿ってやっていく予定です。ファイティン!