いやー、久しぶりに日本の作品を見て感動しました。何と無く自分の過去と重なる事もあったりして…苦笑それはさておき今回は2011年公開の”死にゆく妻との旅路”という作品を紹介したいと思います。事前に言っておきますが、これは実際にあった物語です。
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*あらすじwikiより転載

1999年12月、清水久典は保護責任者遺棄致死で逮捕される。ガンで余命わずかの妻とともに9ヶ月に渡ってワゴン車で日本各地を放浪し、結果として妻を死なせたからだ。清水は留置場でこの1年数ヶ月の日々、そして妻との旅路を思い出す。

清水は石川県七尾市で縫製工場を営んでいた。11歳下の妻と結婚して20数年、一人娘・沙織にも恵まれ、平凡ながらも幸せに暮らしていた。しかし、知人の借金の保証人になったことから生活は一変する。資金繰りに行き詰まった知人が行方をくらまし、借金をかぶってしまった上に、バブル崩壊のあおりで工場の経営が悪化、清水は多額の借金を抱えるようになる。そして清水が資金繰りに奔走している中、妻ひとみが大腸癌であることが分かる。手術で癌を取り除いたものの、医者からは早ければ3ヶ月で再発する可能性があることを告げられる。

*感想

いやー、圧巻でした。こんな夫婦愛本当にあるの?って位引き込まれました。でもこれが実話なんですよね。多分見終えた後僕と同じように実話?ってなる方多いかと思います。今や大御所の三浦友和とそして石田ゆり子の迫真の演技。凄かったです。石田ゆり子は癌と告げられて三浦友和に病院に行くように言われますが、一緒にいたいと駄々をこね断ります。渋々それを受け入れながらもお金がないので愛する妻の為にも車で全国各地を旅しながら働き先を懸命に探そうとします。

その道中に妻との愛を再確認します。そして大事な妻を助ける為に必死にお金を得ようと雇ってくれる所を探すのです。石田ゆり子は直向きに癌と向き合い、前向きに今まで作れなかった2人の時間を過ごし、距離を深めていきます。もうね、病院に行った方がいいと仕切りに進める三浦友和に対して駄々をこねる石田ゆり子さんの姿に胸を打たれました。(個人的に石田ゆり子さん結構好きだったのですが尚更好きになりました笑)石田ゆり子は自分の旦那である三浦友和の事をおっさんという愛称で呼んでます。おっさんといたいんだという妻の石田ゆり子と懸命に妻を助ける為に自分を犠牲にしてでも働き口を探そうとする三浦友和の健気さが胸にしみました。時代背景がバブル崩壊後なのでどこも全く雇ってくれないのです。

そうこうしてるうちに石田ゆり子の病状は悪化していきます。でもそれを隠しながら、夫と過ごす時間を大切にしたいと例えどんな小さなことでも幸せを噛み締めて凄く幸せそうに微笑みます。

これがまた…胸を締め付けられました。同じく劇中で三浦友和も残酷な現実に胸を締め付けられつつも健気な妻の為に必死に頑張ろとします。

2人で今までデートしたことがなく熟年夫婦になってから初めて2人きりで過ごすねとはしゃぎながら周りの目も気にせずプリクラを撮りに行くシーンがあるのですがもう、、、感動しました。

↑実際のシーン。。。

そうやって日本全国周りながらどんどんお金は尽きていき、働き口は見つからず、癌が悪化していき現実は残酷になっていきます。ついに起き上がることすら困難になった、石田ゆり子はトイレに行けないのでオムツをはき三浦友和に取り替えてもらうシーンがあるのですが、そこで悲惨な現実におっさんのせいだと泣きじゃくりながら三浦友和にしがみ付きます。何も出来ない不甲斐ない自分に三浦友和はただただ、抱きしめる事しか出来ません。そしてその不甲斐なさから一旦はロープ片手に自殺しようとしますが思いとどまります。

もうこのシーンを見ていて私は胸がつまりそうになりました。。。

そして遂に終わりの時が来てしまい石田ゆり子は静かに息を引き取ります。三浦友和は警察に出頭し、何故病院に連れて行かなかった?と問い詰められますが、真実は語らず無言を貫き通します。

”保護責任者遺棄致死”という罪状で捕まります。

ですが娘のお陰で保釈されます。その帰りに2人で最後の時間を過ごした車を見つけ一心不乱に車のドアを開け”そこにはもう愛する妻はいないんだ”という現実に慟哭します。嗚咽しながらそこで初めて泣きます。私もこのシーンを見て本当に胸が詰まる思いでした。

そしてエンドロール。。。


*見終えた後すぐに気になり実話だという事原作の実話小説も読みました。作者は勿論三浦友和が演じた旦那さんです。旦那さんが奥様に込めた想いが至る所に書いてありまたそこで深く感動しました。

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↑これが実際の手記です。

これが実話で、旦那様の気持ちを考えると本当に辛かったんだろうな、そしてこんな素敵な愛の形があるんだなと深く感動しました。
もう文句なしの100点です。
久しぶりにこんなに感動したので熱く書いてしまいましたが是非とも皆さんに見て頂き、大切なものとは何か感じ取って欲しいです。作閲覧頂きありがとうございました。
本当に本当に良い作品です。