ピザで食べログ1位の岡山「400℃ PIZZA」が東京に進出 | じきの食歴

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岡山県岡山市の住宅街にあるピザの名店「400℃ PIZZA」。
その3号店が東京は神楽坂に進出してきたとのことで、貸切の特別な会にお誘いいただき訪問。
本店は、ビブグルマン受賞店で「The Tabelog Award 2024」でもBronzeも受賞。
そして、食べログのピザ部門では2位を大きく引き離し評価4.17で1位のお店。
店主の河本昌樹さんは、岡山にてイタリアンの「ファニエンテ」を開業し人気店にした方で、2018年12月19日に「400℃ PIZZA」をオープン。
その後、2022年9月23日に2号店の「400℃ PIZZA mori no machi」を、2024年3月19日に3号店となる今回の「400℃ PIZZA TOKYO」をオープンした。
なお、ピザを焼くのに1号店は薪、2号店は電気、そしてこの3号店ではガスを使用。
生地は同じだが、電気とガスでは温度設定ができるので窯の温度を340度~360度辺りにして、焼き時間含め調整しているとのこと。
生地は、4日熟成させたものを伸ばして2~4時間寝かせたものを、ピザの種類によって耳の部分を伸ばしたりねじったりして厚みや空気の含ませ方を変え、さらにばらつきを持たせて焼いている。
非常に加水率の高い生地で、空気も多く含んでおり柔らかくもっちりとしているが表面はパリッとしている。
非常に美味しい生地で、これは他所では食べたことが無い。
また、上に乗せる具材によって調整しているので、それぞれのピザで魅せる表情もまた違っている。
食べログ1位となるのも頷けるものだった。

今回いただいたのは、下記の内容。

前菜として、
・水牛のモッツァレラチーズ(トマトといちごと一緒に)
・オリジナルサルシッチャと岡山県産のピーチポークのソーセージ
チーズも旨かったし、こちらのサルシッチャとソーセージも絶品。
噛むとジワリとあふれ出る肉汁が食欲をかきたてる。

そして、ピザをいただく。
今回は、オンメニューのピザ以外にもスペシャルを用意していただき、下記の8種類をいただいた。
・ビアンカ(わらで燻した燻製モッツァレラ、塩)
・マルゲリータ (トマト モッツァレラ バジル)
・マリナーラ (トマト ニンニク バジル オレガノ)
・★FNT★(オリジナルブルーチーズソース マスカルポーネ 蜂蜜)
 この店のスペシャリテでミシュランでも紹介された逸品
・DOC+G(水牛のモッツァレラ セミドライトマト えんどう豆のピュレ)
 春のスペシャルマルゲリータ
・スペシャル ホタルイカ、ケッパー、黒オリーブ、にんにく、トマト
・スペシャル しらすとマッシュルーム
・ボバイ(ほうれん草とリコッタチーズのペースト ピカンテサラミ モッツァレラ)

どれも旨かったが、こちらの生地を味わうのなら、やはりFNTだろうか。
あと、定番のマルゲリータかマリナーラもこの店の実力を知ることができる。
その他のピザは、この店のオリジナリティを知るためにも1枚はいただておきたい。

なお、河本さんは6月末までこちらの店にいらっしゃるそうで、現在岡山の1号店は臨時休業となっている。ただ、7月以降しばらくは、色々と取り組みたいとのことで岡山の営業も再開しないようなことを言われていた。
現在の味は、しっかりと引き継ぐとのことだが、河本さん自身が焼くピザをいただくのなら、この6月末までに訪問するのをお勧めする。

 

 

400℃ PIZZA TOKYOピザ / 牛込神楽坂駅飯田橋駅神楽坂駅
夜総合点★★★★ 4.5