参加ハードルの高い不定期営業「超切腹 命のラーメン」 | じきの食歴

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世の中には、美味しいいもので溢れている。
そんな美味なる料理やお酒の記録を食の歴史として記しておこう

このラーメンのスープは、国産羊の骨とオーストラリア産羊の骨のダブルスープとのこと。
それぞれ煮込む時間を変えて、旨味を引き出したもの、香りを引き出したものと2種類用意することによって、深みのある実に旨いスープとなっていた。

串揚げがとう等の一部のにくがとうグループの店舗で食事をした後にもらえる「がとうトランプ」。
こちらを3枚以上集めた人でないと応募できない住所非公開、不定期開催、グルメ系サイトへの投稿禁止というラーメンイベント「超切腹 命のラーメン」。
1日に数回の完全入れ替え制で、供されるのはラーメンだけではなく、
命のチャーシュー2種類(オースト産)
命のワンタン(北海道ひつじがとうファーム)
命の餃子(北海道ひつじがとうファーム)
命のらーめん(北海道ひつじがとうファーム・オースト産ミックス)
命のあえめん(北海道ひつじがとうファーム)
といったものが出てきて、さらにドリンクが1杯ついてくる。
今回は、ひつじに合うというナチュールワインを注文。
これで5500円となっている。

最初のチャーシューは、それぞれ2枚出てきて1枚づつ残し、後から出てくるラーメンとあわせる。
十分に柔らかく、羊の匂いも強くなく食べやすい。
その後に出てきたワンタンと餃子がこれまた旨かった。
餡はぎっしり詰まっており、肉の旨味がしっかりとしていて、ほどよい羊らしい香りもする。
そして、ラーメン。
国産の骨だけだと羊らしいパンチに欠けるため、オーストラリア産の骨も使っているそうだ。
綺麗なトンコツスープと鳥白湯スープを合わせ、そこに獣らしい旨味を加えた感じでコラーゲンもたっぷり入っている。
このスープが細麺によく絡む。
実の好みの味だ。
ちなみに用いられている丼は、特注で有名デザイナーにつくってもらったもので1つ10万円以上するとのこと。
その後は、あえ麺。
こちらは先ほどとは違って縮れ太麺となり、トッピングで羊のミニハンバーグがつくねのように乗せられている。
ちなみにあえ麺については、ラーメンのスープを残してそこに入れるべきか、あえ麺だけでいただくのかという問題がある。
ちなみに当日お誘いしたラーメン評論家の大崎さんに聞いてみたら、特に決まってないそうで店によって異なるらしい。
こちらのあえ麺はしっかりと味付けなされていたので、そのままいただくことに。
しっかりした羊だれの出来も良く、こちらも実に旨かった。
そしてまだ麺があるとのことで、あえ麺をお代わり。
今度はトッピング無しで、ハリッサをかけていただく。
うん、これもいい。
この内容でこの値段というのは満足度が高い。
ちなみに店の方は、がとうグループらしくキャラを作りこんでいて、サングラスに無表情というスタイルで接客しているだが、時折ゴルゴ松本の一発ギャグである「命」を織り交ぜてくる。
エンターテイメント性もあって実に楽しい(笑)
なお、会の終了後に店の方と少し話をしたのだが、今後は猪を使ったラーメンも作りたいとのこと。
こちらも楽しみだ。