オープン初日の「浅草 もつ焼のんき」にて昼飲み | じきの食歴

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ネクストグローバルフーズが展開するブランドの1つ「もつ焼のんき」が2022年3月12日、浅草にオープンした。
場所は、観音通りから雷門通りを渡った所にある雷門一之宮通り入ってすぐの場所。
いつも行列となっているどら焼きの店「亀十」の裏辺りとなる。
入ってすぐの場所には、もつ煮込みの入った大鍋があり、それを囲むように立ち飲み席がある。
その後ろを通って奥にいくと4人用のテーブル席が8席に、キッチン内にシェフズテーブル的な席が2テーブルある。
間口からすると、結構な人数が入れる。
昼の12時オープンだったので、ひと段落ついたであろう15時過ぎにうかがってみたが、満席状態で、かろうじて立ち飲みの席を1席用意してもらえた。
既に昼食で3軒はしごしていたので、こちらでは軽く、名物の「のんきボール」と「しろやき」を注文。
元々は1950年代に屋台から始まり、現在は堀切にある名店「のんき」の味を正式に受け継ぐこちらの店は、非常にリーズナブルで美味しい料理をいただける。
320円の「のんきボール」は、正式名は「下町焼酎ハイボール」。薄まらないように氷を入れていないので、最後まで美味しくいただける。
「しろたれ」は豚の直腸で、甘く濃厚な創業以来継ぎ足してきた秘伝のタレで焼かれたもの。
これが、臭み無く柔らかい。
きれいな油がじゅわりと染み出し、追いかけるようにハイボールを飲みたくなるような味と食感。
ちなみに、目の前で煮込まれているもう一つの名物「もつ煮込み」だが、とろとろになるまで長時間煮込まれており、これまた酒のつまみにもってこい。これは日本酒だなぁ。
ちなみに日本酒も旨い地酒が何種類も用意されている。抜かりない。
ちなみに、しろたれお煮込みも1つ200円という低価格。
お勧めののんきボール、しろたれ、もつ煮込みを一通り頼んでも720円。
気軽に立ち寄り1杯ひっかけられる価格と料理。
実際、自分が飲んでる間にも、近くに住んでいるというお姉さんが一人で立ち飲みエリアに案内され、上記の3セットを頼み、にこやかに堪能されていた。
浅草で飲むと言えばホッピー通りを連想するが、最近は雑多で少々にぎやか過ぎるので、昼飲みで軽く利用したい場合は、こちらに足を運ぶのもいいかもしれない。

 

浅草 もつ焼のんき居酒屋 / 浅草駅(東武・都営・メトロ)浅草駅(つくばEXP)田原町駅
昼総合点★★★★ 4.5