途中中止となった「第87回土浦全国花火競技大会」 | じきの食歴

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しばらく花火が打ちあがらなかった。
どうしたんだろうと思っていたら、「安全確認のため大会を中断します」とアナウンスが流れた。
持参したおつまみや酒を飲んで待つこと約1時間。中止のアナウンスが流れた。
18時から20時30分ぐらいまで打ちあがるはずの花火が、中盤のクライマックスを迎えることなく18時40分で終了してしまった。
ニュースでも流れていたので知ってる人も多いだろう。
「第87回土浦全国花火競技大会」にて、花火の一部が桟敷席に落下し約10名が火傷を負ってしまったということを。
どうやら、自分達の席から、比較的近いところに落ちていたらしい。
その時は、花火のうち上がる音や、観客の歓声に会場もわきたっていたので、そんなことがあったなんて気づかなかった。
その時の風速は、約4メートル。これぐらいなら他所の花火大会でも実施するぐらいなのだが、この上より大きな事故をおこしてしまったら、この日本三大花火と呼ばれる花火大会の存続にもかかわる…きっとそう判断したのだろう。花火打ち上げが中断してから1時間。その長い逡巡の時間が、運営者側の苦渋を想起させる。
河川での花火大会、花火の破片や火の粉が降ってくるのは、ある程度想定内だろうが、今回は9歳の子供まで軽い火傷をおってしまったというのが決定的だった。
ただ気になるのは、この花火が中止となった原因の子供が「おまえのせいで花火中止になっただろ!」といじめられないかということだ…