世の中には、10の情報を与えても、3しか活用できないモノもいれば、其れを15、20にするものもいる。私が繰り返しアーミテージとCSISを批判し続けるのは、これらの提言が、安倍の言動と見事に一致しているからに他ならない。
つまり、私は安倍批判をするとともに、その根源たる戦後レジームを批判してるのです。
サテ、先日紹介した大惨事アーミテージレポートの概要について、安倍発言と一致してる箇所を抜粋し、クソ野郎・シンゾウが、この通りに動いてる木偶でしかないことを、改めて強調したいと思います。
『アーミテージ・レポートⅢ』について
〜その概要と評価〜
和田大樹,海洋政策研究財団特任研究員(執筆当時)
https://www.spf.org/oceans/analysis_ja02/b121015.html
よって 2013年は新しいリーダー達によって新たな外交が展開される中で、日本は日米同盟を軸にどのような道を歩んでいくべきなのだろうか。そのような中 2012年 8月、米国戦略国際問題研究所 (CSIS)から、ハーバード大学特別報労教授ジョセフ・ナイ、元米国務副長官リチャード・アーミテージ両氏によって執筆された報告書、The U.S. -Japan Alliance: ANCHORING STABILITY IN ASIAが発表された 。本稿ではまずこの報告書を抄訳し、次に今後の日米同盟について考察するとしたい。なお、本稿は筆者個人の見解であり、筆者が所属する組織の見解ではないことを注記しておきたい。
コイツの個人的見解の箇所は除外します。
今日の日本は、政治の不安定や経済の衰退、少子化に伴う労働力の低下などから、若者を中心に国の将来について悲観的な見方が強いが、我々は日本が一流国家として十分役割を果たしていくことが出来ると考える。現在でも日本は世界第 3位の経済大国で、IMFや国連への分担金拠出においても世界第 2位の国家である。日本は国際社会から多くの尊敬の念を集めており、自由貿易の拡大や移民の受け入れ、女性の社会進出などにより経済を再活性化させる潜在的な可能性を持っている。また地政学的にも日本は、アジア・太平洋地域を安定させるための戦略的バランサーとして位置しており、我々は「日本が望む強いアメリカ」と同じように、「強い日本」を必要としている 。そして強い日本として米国と共に未来を歩んでいく中で、日本はアジアのリーダーであり続けることができるだろう。
① 自由貿易の拡大
② 移民の受け入れ
③ 女性の社会進出
④ 強い日本
そして第 4に、両氏は変動する国際情勢の中でいかに石油や天然ガスを確保するかについて論じている 。今後資源を巡る国家間競争は激化する事が予想され、特に石油はその主要な資源となり、米国やカナダ、ブラジルで独自の石油産出が増える一方、両氏はペルシャ湾から東アジア方面への石油の輸出は今後 40年間、さらに盛んになるだろうとしている。そしてその安定性は国際経済、そして日本にとっても死活的問題である以上、ソマリア沖での海賊対処やペルシャ湾における民間船保護など多国間協力へ参加する日本のさらなる貢献が必要であり、それらは世界から歓迎されるだろうと述べている 。
⑤ ソマリア沖での海賊対処
⑥ ペルシャ湾での民間船保護が云々
(3) 経済、貿易分野における日米協力の促進
報告書の中で両氏は、この分野における日本の発展を強く望んでいる。まず TPPの機能性と重要性を指摘し、日本が TPPに参加していない現状や最も重要な同盟国である米国との間で FTAが存在しない現状は双方にとって決して好ましい状況ではないことから 、両氏は日本がそのような経済的枠組みに加わることを強く推している 。また日本はメキシコとの間で FTAを持ち、カナダとの間でその交渉を進めているが、それらは米国が参加する NAFTAの加盟国であり、CEESAを通して 、日米の経済やエネルギー、安全保障分野での協力が一層強化されることが重要であると指摘している。さらに日本の農業人口の減少とその高齢化という日本国内の問題にも言及し、そのような観点からも最重要な同盟国である米国との FTAを早期に成立させるべきであり、それが日本のエネルギー資源確保や穀物の安定的な配給に繋がり、日本と域内の経済活性化にとっても大きな意味を持つとしている 。
⑦ TPP交渉参加
⑧ 米国とのFTA
⑨ CEESA
報告書ではまず、米日韓の 3か国間パートナーシップの重要性について述べている 。両氏は、この 3カ国は民主主義の価値観を共有し、その連帯は地域の安全と平和にとって不可欠な要素であり、軍事・安全保障分野の協力に留まらず原子力エネルギーや ODAなど異なる分野を組み合わせた重層的な立場からの協力を推進させることが重要であると述べている 。しかしそれを実現するにあたり、日韓の歴史問題は大きな障害になっていると述べ、その緊張関係を緩和させるために米国もあらゆる外交的努力を試みると同時に、日本自身も歴史問題に真剣に取り組むことが必要であるとしている 。また中国の台頭や北朝鮮の動向など不透明な脅威に直面している極東アジアのリアルポリティクスを考慮し、日韓両国は現実的な側面から行動するべきであり 、歴史問題により両国の安全保障、政治、経済などにおける協力が妨げられてはならないとも論じている。
⑩ 日米韓の連携
⑪ 日韓の歴史問題の解決
そして第 3に、人権分野のおける日米同盟の役割について述べられている 。両氏によれば、日米両国は民主主義や市場経済などの価値観を共有し、それらに基づき平和構築や開発援助、組織犯罪、感染病など多様な分野で共同して対処できるとされている。特に今日開放的な政治制度へ移行しているミャンマーにおいて、日米両国はグッドガバナンス、法の支配、人権の保護などを強化するため、財政支援や少数派の政治参加など政治経済的な観点から主導的な役割を果たすことができ、他方北朝鮮情勢においても日本は拉致問題を抱えており、両国は協力してこの人権問題にあたるべきであると述べている。
⑫ 法の支配、人権問題、テロ対策
⑬ 民主主義と市場経済の価値観共有
⑭ 北朝鮮の拉致問題
痴愚生物シンゾウが、この指令を忠実に実行してるだけという事実を、おわかりいただけただろうか? 全部が全部、国益に反してると言ってるのではなく、シンゾウがこの通りに動いてるだけと言う事を指摘してます。
そして今年、トランプ誕生により、この指令と違う事ばかり実行すると公言したため、シンゾウはマニュアル通りに動けなくなって狼狽し、外交で下手を打ちまくってるのはご存知の通り。
既にアーミテージから新たな指令が出てるかも知れませんが、この大惨事アーミテージレポートの路線変更は確実となり、第四次のレポートが公開されるかもしれません。そしてシンゾウはその通り動くでしょう。
Saint Privat 『 Mille Baci 』