ちょうどよい学習進度確認として予備試験が約1年後にあるので、この短答式クリアを目指してみようと思います。

 1年で全分野のインプットを完了させ、かつ短答レベルのアウトプットもできるようになる。各分野の論述お作法もマスターしておきたいから、欲張りすぎないように注意しながら過去問の分析を通して論文力も付けていく。欲張ると停滞するので、まずはとにかく知識網羅に主眼を置いて止まらず走り切ります。

 

 

↓いま思うこと↓

 そのためにまずは背伸びせずに薄っっぺらい入門書で7法を横断しつつ、ローの授業で扱う佐久間民法や基本刑法・応用刑法レベルの基本書を回す。憲法はペラい本と力点憲法、そして基本憲法+bexaの講座動画(!)を使う。力点はもしかしたら抜くかも。ペラ本読んでから判断。芦部も多くの参考書が芦部準拠感を醸し出していることを思うと一読はしたいが2周3周するのは基本憲法だと思う。

 民法は細分化され過ぎていてそれぞれ何を2周3周するテキストにするか判断しきれていない(総則と物権は佐久間で良い)。債権総論や家族法に関して出題は主に短答だと割り切って佐久間民法より圧倒的に薄い、ロー指定のストゥディアを基本書扱いしているままで良いのか。ダメな気がする。このあたりはまだ研究が必要。

基本書:憲法人権論→基本憲法Ⅰ

    民法総則・物権→佐久間

    刑法総論・各論→基本刑法・応用刑法

あとは決まっていないが、

債権総論・家族法→ストゥディア?

残りの基本書は既に基本書が決まっている科目を終わらせるまでに、ペラ本を読みつつ過去問研究と総合して決めたい。読書筋力つけていかねば。

 

 

入門書・基本書の役割(自分を納得させるための能書き)

 基本書を読むときは目的意識をもって、まず一周することでその法分野の大まかで画素の粗い地図を頭の中に作って、2周目、3周目でその地図を高画質にしていく。1周目の目的達成に、入門書が一役買ってくれると信じています。

 また入門書を導入することで重要な用語を先に知れるため、基本書を読むときに理論のみに集中できるとも考えました。

 英語の長文を翻訳する場合を考えてみます。知らない単語が出てきたときに場当たり的にその都度辞書を引き、その意味を理解・記憶し、そしてやっと文脈に落とし込む作業に入る。これと、事前に十分な英語語彙を記憶している人が自分の英単語力を発揮して、英文を日本語の文脈に落とし込む作業だけをする。

 後者の方が脳の負担が少ないのは当たり前のことです。条文も学説も日本語だからなんとなく意味が理解できるはず、という考え方は捨てて、知らない単語が出てきたらちゃんと法律用語辞典を引くべきなんです。だって初学者にとって法学はほぼ外国語なんですから。善意って聞いたらエエ人、悪意って聞いたらワルい人って思うじゃん?!でもちゃうやん?!これってもう外国語じゃん…

 入門書は、基本書を読むうえで必要な最低限度の単語力を分かりやすく、丁寧に、単純に教えてくれます。これらの語彙は必ず基本書に登場し、かつ重要な位置を占めています。だから入門書は基本書を読む中で引かなければいけない法律用語辞典の項目をまとめてくれている特化型辞書ともいえると思います。

 ある法分野の全体像を速やかにとらえるのに便利で、そして基本書を読むための準備運動になる入門書。読むのは恥ずかしかったけど背に腹は代えられません。読まぬは一生の恥だと思って読破します。

 本当はいきなり基本書を読んで「オレ、分かっちゃいますケド?」って顔をしたいのですがそうもいきません。だからこんなに入門書を読む意義を自分に向けて書きました。道のりは長い。

 

 

二人同時に出したおなら=ばいなら。