月に一度、片頭痛の治療に通っている病院でのこと
待合室で待っていると
隣に70代くらいのご夫婦がすわっていらっしゃいました
なんとはなしに会話が聞こえてくるのですが
ダンナ様が病院のポスターを指さして
「ほー、ここの先生は○○市と同じ名前なんだね、ホラ」
と奥様に話しかけました
すると奥様は一度はそのポスターを見るのですが
「あ、そうか、この前のお薬はアレだったわね・・・」と違う返答
けれどそれに対してダンナ様は注意するでもなく
「そうだね、あの薬は△△だったと思うよ」
そのようなやり取りがいくつか続いていました
奥様の性格なのか、それとも少なからずご自分の世界に
入り込んでいる状態なのか・・・
会話だけではなんともわかりませんでしたが
怒ったりイライラしたりする様子のないダンナ様の様子に
なんとなく感心していました
そして会計を済ませて一旦元の席に戻ってきた奥様から
お釣りの紙幣を受け取ったダンナ様が
「ん?これは誰だったかな?」と尋ねます
すぐに奥様が
「それは樋口一葉ね」
5000円札
だったようですね
するとダンナ様が一言
「樋口一葉か・・・・
彼女は変わらないね~・・・
」
う・・・・・
どうしよう・・・・
ものすごく面白いんだけど・・・・
笑えない・・・・
笑っちゃ・・・ダメだよね・・・・
でも、う・・・・・こらえ・・・られ・・・るか・・・?
隣で私が汗を流しながら笑いをこらえていることなど

知る由もないご夫婦は
「では!」と受け付けの人に挨拶をして帰って行かれました
お札の樋口一葉が変わるはずはないのですが
もしかしたら、ダンナ様は樋口一葉さんのお知り合いだったのでしょうか?
んなわけないよね
確か亡くなってから100年は過ぎているだろうし
あーーー
それにしても
なんだかステキなご夫婦でした
私もあと何十年かしたらあんな風でいたいな~