Webデザイナーである角田氏は午後8時頃遺体で発見された。
彼の仕事仲間である長田氏が今朝から何度電話しても出ないので彼の家を訪ねたところ彼の遺体を発見したというものだ。
実際彼の死亡推定時間は前日の午後10時から午後11時頃であり、電話していた頃にはすでに死亡していたというものだ。
死因は鈍器のようなもので後頭部を強打されたことによる撲殺であった。
彼の遺体はパソコンの置かれた机によりかかる形で亡くなっており、パソコンでの作業中に襲われたものとみられた。
警察は侵入の痕跡がなく、盗られたものもないことから顔見知りの犯行の見方を強めた。
角田氏の交友関係を中心に調べた結果、3人の容疑者に絞りこむことに成功した。
友人の白田氏、紀井氏、槇村氏である。
現場は特別変わったとこはなかったが、角田氏は最後にパソコンに「げ」の文字を残していた。
事件を担当した刑事の和脇はこれに注目し、アリバイがある長田氏を呼びこう尋ねた。
「亡くなった角田氏はパソコンのタッチタイピングってできますか。」
> 「それはできますよ。彼はWebをDOSで作っていて、どんな文字、記号の位置も把握しています。」
> 和脇はにやりと笑い、長田氏にこう言った。
> 「これで犯人に目星がつきました。犯人はこの『げ』の意味に気付かなかったようです。」