駅からの帰路、時刻は23時を回ろうとしていた。


日曜日としては遅い時間になってしまった。


"休日疲れ"を抱えた月曜日になりそうだ。


「来週は気合入れていかんとな。」


迫るリミット、山積の問題を踏まえた上司の言葉が気にかかる。


普段なら買い込んでおく、明朝の朝飯を買いにコンビニへ。


夜中でも一際明るい照明は、光に集まるのは虫だけではないと人間が自覚している表れでもあった。


駐車場から見えるコンビニの中では、3人の店員がカウンターを挟み会話をしているようで、そのうちの1人は床の汚れを取るためではなく自分の体重を支える道具としてモップを使っていた。


自動ドアが空き、自分を出迎えたのは雑談の声。


足早に冷蔵のコーナーへ歩を進める。


客の出入りを告げる音楽が流れ、気づいたように「いらっしゃいませ」の声が聞こえた。


他に誰も客はいないのかと思っていたが入ってみると2人ほどいることがわかった。


ちらっとカウンターの方を見ると、相変わらず3人での雑談は続いていた。


入店して10秒前後、周りから見れば違和感のある早さですぐに店を出た。


何かを感じて欲しい部分があったがまず伝わったとは思えない。


「ありがとうございます」という店員の声は聞こえなかった。


別の系列のコンビニへ向かう。

自分達の姿勢で店の売り上げが左右されることがあるということに、彼らは気づくだろうか。


というか、






ここは牛乳が高かった。