以前、アンプにReturn挿しした時に、自宅で作った音をできるだけ再現するための注意点を書きました。

 

今回は、「音の再現」の話ではなくアンプを壊さないために絶対に守って欲しい事を書きます。

 

それは、マルチで『Return挿し』する場合、意外に「うっかり」みたいな事があるからです。

 

以前、スタジオでマーシャルにReturn挿しをしていた際に、アンプの真空管をショートさせてしまい故障させてしまいました。

 

それはどういう事で起こったかというと、

 

バンド練習で途中休憩があり、休憩中はマルチエフェクターのミュートスイッチをONにして音を消して待機していました。

 

しかしながら、休憩中に、マルチエフェクターの位置を少し動かした際に、マルチのボリュームペダルにあたったみたいで、マルチのボリュームペダルがMAXになってしまったのです(写真)

 

 

練習再開時に、マルチのミュートスイッチを解除して休憩前と同じテンションで、ノリノリで「じゃら〜ん♪」と音を出した瞬間、マーシャルが「ボン!🔥」とショートしました。

 

どういう事かというと、ボリュームペダルがMAXになっていたために、音量の最大信号が突然アンプのReturnに入り、アンプの真空管が「爆破🔥」です。

 

真空管アンプは、ある一定以上の音量信号が突然入ると真空管が飛んでします。

 

INPUT挿しの場合は、アンプのヘッドのマスターボリュームで徐々に音量をあげてスタートするため基本は問題ないと思いますが、Rerturn挿しの場合の音量コントロールは足元のマルチが全てです。

 

真空管アンプは壊した場合、修理代が非常に高価です。

 

最悪、壊した場合は修理代を請求される場合があります。

 

せっかく楽しいバンド練習がそのような事で台無しにしないためにも


Return挿しで音を出す場合は、必ず音を出す前に

 

①マルチのOUTPUT LEVEL   「0」

②マルチのボリュームペダル「0」

 

の2点を確認して徐々に音出すようにご注意ください。

 

以上