私の息子、龍が難病に襲われたのは10年前。
龍が5歳の時だった。
微熱が続き一向に下がる気配がなかった。
妻がお風呂に入れない龍の体を拭いてやっていた時、
腕に大きな梅干し大の斑点を見つけた。
異様な赤色で不穏な空気を感じた。
私の頭には重大な事態が起きてしまった確信があった。
それ程、異様な赤色だった。
打撲もしていないのに発症するはずのない斑点
もうそれだけで十分な警告サインだった。
私と妻は不安に襲われ救急夜間病院に走った。
私達の住む大阪南部から和歌山市内の病院まで行った。
病院までのその間の道程が非常に長く感じた。
医師の表情や発言から
私達が懸念している状態を免れる事は不可能と悟った。
そう、血液のガン、白血病だった。
この時点では詳細な検査ができなかったので
実際病名は告げられず、後日伝えられることとなった。
しかし、私と妻には答えはわかった・・・・