池部は、自分の模索が終わりつつあることを予見していた。
前職では、検査機器や小規模の生産設備機器を扱っていた。
その当時、課題は何であったか?現場の瑣末なことではなく、商売として何が納得いかなかったのか?・・・
設備機器は、最初の納品時の売上とその後のサポート・保守の売上構成である。よって、受注・売上には大波小波が形として現れる。
池部は、この形を脱した商売の形をイメージしていた。例えて言うなら、水や電気を扱う商売である。しかし、規制や既得権のまったくない、加えて成長率が見込める商売などあるのだろうか?・・・
それを、池部は見つけるのにはあまり時間はかからなかった・・・(続)