「相談事請負屋、山田泰助」・・・エピソード1 | 起業から、経営者へ、そして・・・

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泰助は、愛車をプリンスホテルの新館の駐車場に止め、アンナミラーズに向かった・・・

歩きながら、先ほど聞いた携帯電話の番号に電話を掛けた。

「あの・・・相談請負屋の山田ですが、今店に入ります。何か目印はありますか?」

「はい、窓際の席で和服を着ております・・・」

「分かりました。」

泰助は、店の入り口から店内を見回した。そこには、物静かに座っている一人の女性が居た。

「はじめまして・・・」と泰助は、お辞儀した。

「こちらこそ、お呼びだてして申し訳ございません。」

その女性は、30代半ばを過ぎた頃だろうか、とても物腰も柔らかく、詳しくは無いが、その着物姿はまさしくただものではないと泰助は感じた。

二人は、向き合って座った。泰助は、久しぶりに緊張したが・・・本題に入り始めた。

「ところで、私をどちらでお知りになりましたか?」

「はい、銀座のあるお店で小耳に挟みました。・・・」

「・・・・っとすると、貴方は銀座のお店にいらっしゃるのですか?」

「いえ、主にあ国会議員の秘書をしておりまして、たまたまその席に同席していました。もう、1年近く前の事です。・・・その酒席である方が、貴方のことを噂話のようにされてました。『いざと言う時に、なかなか頼りなる方だと・・・』・・・」

「そうですか、誰だろうな?最近は、あまり大掛かりな相談も請けていないからな・・・しかし、まあそんなことはどうでも良いでよ。とりあえず、電話もらって、悪い気はしないですから。しかも、こんなに素敵な女性とは、想像もしていなかったですから・・・さて、本題に入りましょう。お話をお聞かせ願えますか?」

「はい。」

その女性は、物静かに話し始めた・・・・・(続)