" 青ピン "
キャストインタビュー!
part 2【中編】
--- 早樋 寛貴 さん
(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
--- 西山 明宏 さん
(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
前回に引き続き、
早樋さん、西山さんに
お話を伺っていきます!
内容が盛りだくさんすぎて
まさかの3部構成に?!
本日は【中編】をお送りします☆
(インタビュー【前編】は コチラ )
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テシマ 「では、3つ目の質問ですね。"青ピン"は学校を舞台にしたお話なんですけど、2人の学生時代の思い出を聞かせてもらえたらなと」
早樋 「俺、宮崎の工業高校だったんですけど、ラグビー部で、1年の時にたまたま先輩と喋ってた時のことなんですけど…
なんか急に、空耳っていうか、先輩の喋り方が変な風に聞こえたんですよね。カタコトの中国語みたいに。だから俺もテキトーに中国語っぽく返したら、先輩がビックリして『おい、お前なんやそれ!すげーやん!』ってなって…『俺ら今度文化祭で"細かすぎて伝わらないモノマネ選手権"するけん、お前出ろ!』って言われて!出たんですよ。全校生徒の前に(笑)
出場者が各クラス2名ずついて、でも、みんなチラホラ笑いとれてるかな〜みたいな感じで…
俺は、まずステージに出てきて、ラグビー部の先輩が『あ、早樋やん!』って言ったら一本目の電柱を避けて、二本目の電柱にぶつかり、その電柱にキレる中国人っていうネタをやったんですよ(笑)
その時のドカーン!っていう、笑いの感覚。そこからですね、俺の舞台の始まりは。」
テシマ 「おぉ〜!」
早樋 「ただ、そこから1週間ぐらいは誰彼構わず、俺を見かける度に必ずネタを振ってきましたね。だから、ちょっとしんどくなった記憶もあります(笑)」
テシマ 「素晴らしい!これはちょっと、どっかでやるしかないね!」
早樋 「ええ〜(笑)」
テシマ 「軽い息抜きのつもりが、がっつり聞いてしまいました(笑)ありがとうございます。」
西山 「俺も、早樋さんとちょっと似てるんですけど… 俺、高校行った時に1人も友達が居なくて、っていうのも、地元から離れたところだったので…
このままやったら本当に友達がおらん高校生活になる!って思って、ちょっと一発芸みたいな事してとりあえず気を引こうとしてたら"一発芸をする面白いヤツ"みたいになっちゃって。
テシマ 「切羽詰まってる(笑)」
西山 「でも、やったらめっちゃウケて!女の子達と一緒にゲリラ的に入って踊って。その時って"オカザイル"が流行ってたんで、その動きをずっとやってたんですよね。そしたら『うわー!面白いヤツがおる!』ってなって、それが自分の高校にも伝わってしまって。常に一発芸を振られるっていう……
あと"3年生を送り出す会"の時のことなんですけど。生徒会長が『皆さんに僕の特技を披露します!』って言って、急に 「We Will Rock You」を歌い始めたんですよ。でもめっちゃシラケて…
ヤバイ!この空気!ってなるじゃないですか。そしたら周りが『西山、お前が変えるしかない』って言ってきて!全校生徒がいるですよ!先生達も全員いるんですよ?!
そんな中で『おい!行けよ!』って声あげられて、でもプログラムに入ってないから先生達もザワつくんですよ。で、まあ… その曲に合わせて一発芸を連発して、最後の「♪〜Rock you!バーン!」って終わった時に、やべぇ…気持ちいい… って思って(笑)
そしたら、卒業する時に先生から『お前は、大学入ったら演劇始めろ』って言われて。
福大(福岡大学)に進んで、演劇部に入ったのが、俺の演劇の始まりですね。」
テシマ 「ほぁ〜!こんな結果になるとは!お酒の席で聞きたかった(笑)ありがとうございます。
では、次は早樋くんに!今回の"青ピン"では、主演ですけども、心境はいかがですか?」
早樋 「いや〜、最初にも言った通り、難しいですね。本当にありがたいことですけど。
俺がオーラを放つからなのかは分からないですけど(笑)よく主役やるんですよ。
でも、俺個人としては、脇役に当てはめられたけど、主役を超えるような輝きをするポジションが好きなんですよ。
テシマ 「あぁ… おいしいキャラね(笑)」
早樋 「はい。ポイントのレールに足が着いたまま、どれだけ踏み外せるかっていう、そういうのがイイんですよ。で、今回はそれが主役で、どれだけ出来るかなって探ってるところです」
テシマ 「またこれから、どれだけ覚醒してくれるのか楽しみですね。では、西山くんにはアクションについて!今回のアクション、どんな感じですか?」
西山 「激ムズですね。俺、出番の、最初の一発目からアクションが入るんですよ。でも俺… 正直、アクション苦手で。スポーツやってたんで体動かすことは出来るんですけど、じゃあそれを演技でやってって言われたら絶対動きが硬くなるんですよ。
アクションを経験してないがゆえに、役としての表現がめっちゃ難しいんですよ。アクションをやってない待ちの時間とか、ヒーローのほうを目立たせる時間とか、他の人が殺陣をやってる時間とか… その間にも自分の役を表現する余裕がまだなくて、でも、そこも入れないと見てもらえないので… 難しいです。
時間も限られてるし、自分で研究して見つけていかないといけないので。それぞれが研究して、見つけてやっているからそれぞれのアクションの形があると思うんですよね!
大変ですけど、体動かすことには変わりないんで、めっちゃ楽しいですよ。もっと殺陣やりたい!もっと上手くできるようになりたい!って思ってます!」
テシマ 「ありがとうございます!頑張っていきましょう!」
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いかがでしたでしょうか?
【後編】もお楽しみに!