僕はノラ猫。
心に虚無を抱えた猫。
安らげる場所を求め、ひたすら彷徨い続ける小さな猫。


空を見上げては、
名前も判らぬ誰かを呼び、
空を見上げては、
僕を呼ぶ声を探していた。

けれど今は。

空を見上げて
君の名を呼び、
空を見上げて
君が僕を呼ぶ声を聴く。

ねぇ、僕の声は君に届いているのかい?