海猿 感想 | ペニ〜✩*のブログ

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海猿

監督 羽住英一郎
2004年 日本



あらすじ
広島県呉市、海上保安大学校。ここに、潜水士を目指す14名の若きエリート海上保安官たちが、主任教官・源の指導の下、50日間に及ぶ潜水技術課程研修に挑むべくやって来た。
ダイヴマスターの資格を持つルーキーの仙崎は、仲間たちと絆を深めながら、やや実力の劣る“バディ”(相棒)の工藤と共に厳しい訓練をこなす一方、街で知り合った東京のファッション誌の編集者である環菜とも不器用ながらも愛を育んでいくが…

感想(※ネタばれあり)
最新作『BRAVE HEARTS 海猿』公開記念として過去作がパワーオンエアーされているので改めて見直しました。
海猿シリーズは何回か見てきたのですが、感想が書きたくて真面目に見ましたよ。

記念すべき第1作目。今作は続編である他の作品とは様相が全然違うんですよね。
2作目(ドラマ)以降が救助に重きを置いたパニックムービーに仕上がっているのに比べ1作目は若者たちによる青春群像劇として描かれています。
言ってみれば日本版『愛と青春の旅立ち』を作りたかったのでしょう。あと、日本版『トップガン』。
というより設定も内容も拝借しすぎじゃないかな・・・

今のところ今作の雰囲気が一番好きですね。
男たちの友情、恋愛、夢というのが織り込まれていて、作り手側の意思統一がされているのでまとまっています。
やっぱり、男たちによる熱い友情はいいですね。
まず、伊藤淳史さん演じる工藤というキャラクターが良いですね。
ああいう劣等生の役柄はいるだけで青春って感じ。
ベタでいいですよ。

えーっとですね…
僕は映画の感想を書く時出来るだけその映画を褒めたい。
悪口は出来るだけ書かないというのをモットーとしているのですが、ちょっとここからは悪い感想に入ります。

TV局が主導で作っている映画全てに言えることなんですが、ご都合主義の展開が多すぎる。
今回の海猿でもやっぱりありました。
ラストシーンです。
なんで二人ともあんなに息が続くのか?もうボンベ外して素潜りでもしたらどうだろうか。
その後に友情パワーで事故をもみ消す。
さすがにあれやられると萎える。
それ以前に倫理的にダメだろ。
最後の卒業シーンがただただ虚しくなるだけだよ

あと、最近の日本映画全般の音楽の使い方。

下手か!!

音楽で感動ポイントを強調し過ぎなんだよ。逆に感動できなくなるんだよ。
ホントやめた方がいいよ・・・

まあ、普段映画を見ない層を映画館に連れてくるには分かりやすくしないとダメなんでしょうね。
悲しい現実です。

これから続編の感想も書く予定ですが、今作はコンセプトもしっかりしているので悪くない。一回見てみてもいいと思います。

※2016年8月 内容を変えずに文章校正しました。









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