さて、今回の一番の目的は、大阪学院高校のショート、今坂幸暉選手なのであります。
全国的な知名度は、これからでありましょうが。
多くのNPBスカウトが視察に訪れていることで、その将来性は間違いないところでしょう。
今坂選手は、身長178cmで体重80kg。
それほど、大型の選手ではありませんが。
俊足強肩、そしてバッティングもパワフルだと評判でして。
実際、履正社高校や大阪桐蔭高校のエースを、打ち崩しています。
バットが長く見えるこの構え、PL学園時代の福留孝介さんを思い出しました。
1打席目は、気合いが入りすぎましたか、三振に終わりました。
そして、2打席目も、当たり損ねのセカンドゴロだったのですが。
俊足を生かして、相手二塁手のチョッとしたファンブルで出塁。
残念ながら、盗塁シーンは見られませんでしたけれど。
そこそこ走れる選手だとはわかりました。
そして、同点に追いついたところで迎えました、第3打席。
振り抜いた打球は。
あっという間に、ライトフェンスへ。
今坂選手は、悠々とセカンドへ。
結果的に、これが決勝点となります、見事な当たりのタイムリー二塁打となりました。
打球の速さは、かなりのものでしたから。
各スカウトも、グッと身を乗り出し、その後は笑顔が見られました。
最後の打席は、左腕投手に代わったこともありましてか。
セーフティ気味の送りバントでした。
おそらく、本人の判断でありましょうが。
左投手相手に、どのようなバッティングができるのか、見てみたかったです。
花咲徳栄の石塚選手を指名し損なったチームが、3位以内に指名する、そんな選手と見ました。
ジダン