マクドナルドの創業から世界展開までの軌跡をおった本映画。
まず知らなかったのが、創設者(として言われている)レイ・クロック自身は
マクドナルドの原型を作った人ではなく、元々はディックとマックの兄弟が作ったマクドナルドが
オリジナルだということ。レイはフランチャイズおよび投資によって展開を加速させ後に権利を
(半ば強引に)買い取っている。強欲ではあるが、結果だけ見るとマクドナルドがこれだけ世界的なブランドに
なっているのを見るとレイクロックの手腕は極めて高かったと言わざるを得ない。
レイは典型的な「できるビジネスマン」で、相手に嫌われても交渉ごとに負けない。突き進む。
金の亡者と言っても過言ではない。これくらいのスタイルではないと成功はできないのだと思い知らされる。
一方で、現代では拡大一辺倒ではなく、企業やブランドの理念やミッションを重視し
規模よりも、コンセプト・信念をもったもののほうが強くそしてカッコ良いと自分は考える。
マクドナルドが創業した時代背景もあるのだろう。当時は拡大主義が強いように思える。
本映画を通して、自分がこの人生で何をやり遂げたいか、何を自分の中に刻み生きていたいか を
考えるきっかけになった。
面白い映画でした。