インターステラー | No Border 生きる。ベトナムで。

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自分は自分でしかない。 I'll be there.

クリストファー・ノーラン監督のインターステラーを見た。

今まで見た宇宙映画の中では最高傑作だと思う。

 

とりわけブラックホールやワームホールなどの科学的な知見に関して

精巧に作られており、フィクションだが本当にあり得るのでは?と思ってしまうくらいの

出来栄えだ。

 

本映画を見て感じたことは大きく2つ。

 

◆科学はあらゆる事実に即している。絶望的なほど希望や個人主観は排除して冷徹に考えることが

必要になる。でもだからこそ突き詰めることに意味があり、それにより人類は大きく発展してきた。

宇宙の規模に比べれば地球やそこに住む生命の存在など無に等しい。でも同時に膨大な可能性を秘めているといえる。

 

◆主人公であるのクーパーがかっこ良すぎた。一見自由奔放に見えるが、極めて賢く同時にチームを引っ張る

リーダー力がある。そして絶望的な状況にあっても諦めない。ただ娘を思う父親としての人間味もある。

最終的に、次元と重量、時間の関係で、娘のマーフのほうが自分よりも年をとった状態(死の最期に会う)になるが、それでも前向きに

クーパー次の旅にでる。これには痺れた。留まってはいけない。人は何があっても前に進むしかないのだと強く感じた

 

ファクト以外、何も寄せ付けない科学と、ロジカル以外の感情や思考で時に動く人間の絡みは

絶妙なバランスで見終わった後は余韻を感じれずにはいられなかった。