adtech tokyo 1-2 | No Border 生きる。ベトナムで。

No Border 生きる。ベトナムで。

自分は自分でしかない。 I'll be there.

引き続き、1日目

TrackD
○Social Media Review Difference from Global Userand Japan's
ソーシャルメディアマーケティング グローバルと日本は異なるのか

日本と外国(特に米国)における企業のソーシャルマーケティング活用の違いに
ついての議論が展開された
日本でソーシャルメディア(twitter,Facebook etc.)を活用しているところは少ない。
原因として、効果検証が不透明であることが大きい。ソーシャルメディアはコントロールできない。
ゆえにROIが好ましくないと考えるのが日系企業。
ただ、確実にソーシャルメディアの潮流は加速していて逆らうことはできない。
とにかく使ってみることが大事。Clinicの例では、消費者が感想を動画投稿し共有できるという
おもしろい取り組みがあった。企業⇔消費者の関係だけでなく、消費者⇔消費者の関係が
益々重要になり、マーケティングに生かすためにソーシャルメディアの活用は必須。


○Developing Long&DShort Term Social Media Strategies
ソーシャルメディアの戦略の長期的視点・短期的視点

ドワンゴの夏野さんがインパクトあった(笑)。
日本の現状は実は世界とそう大差はない。ニコニコ動画、mixi、GREE、モバゲーなど
ソーシャルメディアはあるし使われている。その分野に知見が深い人もいる。
しかしそれらが実践的に戦略的に活用されていないという矛盾感がある。
日系企業の社長でソーシャルメディアを使っている人は数%。
マスとソーシャルの予算配分は考慮すべきだが、もっとソーシャルにかけてもいい。


○Sociak Media Tracking Measuring Effectiveness of Your Social Media Campaign
ソーシャルメディアトラッキング ソーシャルメディアキャンペーンの効果測定

トリプルメディア(Paid Media, Owen Media, Earned Media)の中でEarned Mediaに属する
ソーシャルメディアの活用が注目されている。Earned Mediaは他二つとは違う効果測定指標が
必要である。ここでもソーシャルマーケティングへの予算配分の再検討の議論があった。
もっと金をかけるべき。ただソーシャルメディアはまだ未知数な部分も多い。そのために
適切な効果測定指標を考える必要がある。分析と改善の繰り返し。try and error.
またソーシャルメディアを使うことが目的ではない。常に顧客や消費者のニーズを意識し
ニーズに合わせたマーケティングを用いることが重要。
質問で「SNS(FBなど)で友達分散(拡大)傾向から身近なあるいはつながりたいと思う人のみの
closed傾向にシフトしている傾向が見られるが今後どうなるのか?」というのがあり、
答えとして「socialとは”社会性”という意味。友達分散傾向は今後も続く。」socialとは電気やガス
と同じようにインフラのようなもの。考えているよりもっと広い概念。



上記3つのtrackでの共通点は
・もっとソーシャルメディアを活用しろ!(ただし過信はするな)
・効果測定の最適化
・消費者のニーズの再確認と目的に応じたマーケティング

という割と本質的な部分に収まる。


☆20代広告マンが物申す的なワークショップを見学

エネルギッシュな人が多かった。同じ20代ということで刺激にもなった。
ただ、会社や上司への不満の声も少しあった。
不満を主張するのではなく、アドテク業界をもっと盛り上げていくのは自分たちだという
気概をもっと前面に主張してもいいかなと生意気にも思った。
この業界はまだ初期ということもあり若い人が多い。だからこそエネルギッシュだし
変化のスピード感も早い。
「俺らがやってやる」という主体性の認識と前のめりになるほどの勢いで
ガツガツやっていきたいと思った。