ベンゼンというと、発癌性があるということで大変嫌われている溶媒です。

昔は普通に抽出やカラムなどでも使うような溶媒だったみたいですが、今はそうはいきません。

代替溶媒としてトルエンが使われるのが一般的では。
しかし、私は案外ベンゼンが好きです。

トルエンでもいいですが、沸点が高めなので濃縮に時間がかかります。
トルエン使ってカラムをやると、濃縮するのに一苦労です。

また、なんといってもベンゼンは共沸で威力を発揮します。

気のせいかもしれませんがトルエンよりその能力が、優れている気がします。
私の記憶だとベンゼンと水の共沸点がいい感じなんですよ。
あいまいですいません。

臭いもわたしはそんなに嫌ではありません。

またベンゼンは融点が高いため、冷凍庫で凍ります。これを利用して、化合物を保存したりもします。


つまり、大切な化合物をベンゼンに溶かし、冷凍庫で保存するんです。

個人的にはこの作業が意味を成すのか疑問ですが、そうやって保存している人を見たことがあります。

もしこれはすごく意味があるんだって説明できる人がいたらコメントお願いします。

それと、トルエンよりベンゼンのほうが収率がよかったという文献もなくはないので、全く同じではないようです。


ということで、少量だったらベンゼンも悪くないと勝手に思っています。