「それでは皆さん、今からどんど焼きの設営を始めます!今年、自治会長になりました○○です!よろしくお願いします!」
パチパチパチ👏
ダラダラとした談笑時間が終わり、ようやく開始。
あぁ、取り敢えず作業さえ始まってくれたら、全体の動きに同調して、参加者に紛れ、誰とも会話しなくて済むわ
と思ったが、毎年、どんど焼き設営に加わっている、歴戦の自治会猛者達が、そもそも少ない作業量を全てこなしていくではないか‼️
「誰かそこのロープ持ってきて!」と隊長らしき人間の指示が公園に響く
すかさず、1本のロープに3人のジャンパーが群がる🐕
私といえば、結局することがなく、どんど焼き設営の中心から、近すぎず、遠すぎずの絶妙な距離感で立ち尽くすのみ
「そこの○○運んで!」の声が聞こえたら、実際に取りに行く気は全く無いが、1歩2歩とそちらの方向に足を出し、「取りに行こうと思ったのにー。みんな早いなー。もー。」みたいな雰囲気は作る
これはこれで楽でいいな😁
周囲を見渡せば、私と同じような人間は数人いるな。
何なら、焚き火の所には、どぉみても相手にしたら面倒臭いであろう、自治会の重鎮らしき数名(50歳後半ぐらい)が、相変わらずタバコをふかしながら、談笑してるではないか
よしよし、このままいける🤪
なんて思った時であった、、、
どんど焼きの中心から、1人のジャンパーが近寄ってくる。歳の頃は55歳、身長178センチ。寒さ対策でニット帽をかぶり、どうも安全靴履いてるように見える。そして、ズボンはポケットがサイドにいっぱいついてる系のやつ
危険だ。。。すかさず私の自治会スカウターのスイッチを押す👓
戦闘量4000‼️こいつは、自治会では、中の上。手強い。更に、変な薄ら笑いを浮かべてやがる
ジ「こんちわーっす‼️お兄さんの、そうやって立って作業見てる姿、何か現場監督みたいでかっこいいっすねー。」
私「へ、へぇー、、、」
俺、めちゃくちゃ嫌味言われてるーー😱😱😱
近くで見たら、目が笑ってないじゃないか
突っ立って見てんじゃねーよを言い換えただけですよね
そこからというもの、、、
作業に関わらなきゃと怖くなり
運ばれているロープの、地面を引きずっている方の切れ端を持つ
すでに人が押さえているハシゴに、そっと後ろから片手を添える
といった、ものすごく生産性の低い独自作業を生み出した。
ただ、やはり、その場にいる事が辛くなり、
最後はベンチでYouTubeを見ている娘の横に座り、今目の前に見える風景は、どんど焼き設営チャンネルだと思うようにする📺
もう帰らせてくれよ
自治会って大なり小なりモンスターだらけじゃねーか
結婚してから、こんなに妻に会いたいと思ったのは初めてでした