今日の香港
朝からどしゃ降りです
そんな日ではありますが
丁稚奉公
と
いい続けてきました。
その
丁稚奉公も
今日で最後。
なので
丁稚生活を振り返ってみます。
Annieに
あなたは今日からここで寝泊まり。
キャスティングが入ったら教えるから。
あなたのやる事は
Paulに聞いてやって。
はい。
Paul教えて、私は戻るから。
Annie足早に出ていく。
初めましてNojiです。
Paulです。
やることは掃除。
床をふく
トイレを綺麗にする。
そんなとこかなぁ。
あ、床をふく時はモップは駄目。
雑巾掛けね。
明日からでいいから。
次の日
早速雑巾掛け。
見た目は綺麗な床。
しかし
雑巾をかけると
なんじゃぁ!!!!!
真っ黒じゃん…。
ここの床
汚れが目立ちにくいつくりになっています。
拭いても拭いても
綺麗にならない!!!!
トイレ
綺麗
なのは
見た目だけ…。
ここ
見た目だけじゃねーか!
ここ掃除している?
とたずねると
Paul
うん。してるよ！
ウチの父親は普段甘い人なのですが
仕事は無茶苦茶厳しい人でした。
親の手伝いを何度かしたことが昔あり
始めは掃除です。
父上
掃除が終わりもぅした。
ほうか
どれ?
…
なんねぇ!綺麗になってなぁじゃなぁか!!!
掃除したでございます！
貴之
掃除をしたとようるけど
何処が綺麗なんね!?
でも
ちゃんとしたよ。
掃除言うのは何のためにするんね？
綺麗にするため。
綺麗になってなかったら
掃除言うわんので
そりゃただのふりじゃ。
どんなに時間掛けても
綺麗になってなかったら
意味ないんで。
そんな事を
このPaulの発言から
思い出しました。
こいつはやった気になっとるだけじゃのぉ
教えたらんといかんのぉ。
いや
でも
今日から
俺が担当です。
Paulは
俺が掃除を始めると
スマホいじり
掃除が終わっても
スマホいじり。
終わったよ。
そう。
後は自由にしていていいよ。
へ?
Paul
スマホいじり。
こちらは
自分のする仕事が終われば
それなりに自由気ままです。
飯屋でも
ウエイトレス
運ぶもの運んだら
スマホいじるか
おしゃべりに夢中になります。
土地が違うと
その仕事をする姿勢も
それぞれですね。
香港の方々
サボっている訳ではないんですよ
与えられた仕事には必死です。
終われば
以上後は自分の時間。
日本とは違うので
初めは戸惑いましたが
今じゃぁ
一通りの仕事が終われば
スマホいじり
か
トレーニングです。
俺もすっかり土地の人。
でジムにぞろぞろと人が来ては
いなくなり
そんな感じ。
次の日
また次の日と
毎日掃除をしているのに
床だけは
真っ黒。
ここは土足じゃないのに
何故。
ある日
ふと
思ったんです
靴を脱ぐ場所が悪いんじゃないかと
入った場所に下駄箱があり
写真手前のグレーの床にいくまで
距離が少しあります。
香港人
平気で歩きます。
土足で歩くとこと
歩かないところの概念が
緩いんです。
土足の場所も裸足でへっちゃら。
なので
茶色い部分は土足で歩き回った上
下駄箱に靴を収め
土足で歩き回った場所を
今度は
裸足で歩き回り
そこで
おしゃべりを始めたりもします。
しかも
ここに来る前から
足の裏が汚いのかもしれません
しかし
ここに来て
よりいっそう
汚しています。
そりゃぁ何度拭いても
グレーの床は黒い訳です。
たまりかねて
もう
勝手に
配置場所を交えました。
交えたといっても
ちゃんと綺麗にしたうえでです。
わかりますか？
入ってすぐの場所は
靴を履くときでも
座れるように椅子をおき
透明のテープで境界線を作り
スリッパをおいて
暗に
土足は駄目とわかるように
それと
わざと
サンダルを境界線の向こう側におき
ここで脱ぐんだよと
見たときに
目に入りやすいように
置きました。
手前の境界線側
スリッパが置いてある側に
下駄箱を置きたかったのですが
彼らの靴の脱ぎかたを観察していると
スリッパ側も危険にさらされそうなので
あえて
土足の場所側に置きました。
すると
日がたつにつれ
床が
黒くならなくなったよ!!!!!!
今じゃぁ
丁稚奉公のわたくしは
土足の番人になっております。
これでもわからない輩が
現れるので
その度に
おいワレ。
そんな
丁稚奉公も今日で終わり。
丁稚奉公の日々パート2へ続く