お正月
集まると
いつも
こだわりの
自作そばを
食べさせてくれた
遊びにおいで
とも言われていた
今度行きますね
なんて答えていた
そのおそばも
もう
食べれなくなった
今度遊びにいくね
今度
今度
今度って言葉は
もう今度はなくなった
俺は
そば
そんなに好きじゃない
けど
そのおそばを食べる時は
どこか楽しみだった
そばをおいしく作る
こだわり
そんな説明を
食べる間際
食べている最中
いつも言っていた
第二の人生は
そば屋でもするか
山にこもるか
とも言っていた
そば屋を開くことも
山にこもることも
そばを食べている時に
説明をしてくれることも
もう
ない
今度ね
その言葉は
宙に浮かんで
漂うだけ
罪だけを残して
決して好きじゃない
おそば
だけど
美味しかったよ
さようなら
ほいじゃあ