カスカスに乾いて

ボロボロになって

もう何も感じなくなったと

思っていた

私の感受性というものが

 

ヒビ割れた地面から

芽吹こうとしているのを感じる

 

硬くて暗い地面の奥の

水脈へ細い根を伸ばし
空の彼方の太陽に向かって
ちいさな葉を広げようと
 
ゆっくりと
いつか大樹になる準備をしている
 
感受性という私が