※当ブログでは、中国1部リーグの呼称を中国で一般的に使われている「中超」に統一いたします。「中超」は中国語の「中国超級聯賽」(中国プレミアリーグ)の略で、日本でいうJ1に相当します。
また、香港プレミアリーグについては「香港超級聯賽」と記します。

中超第5節 杭州緑城(H)0-0河南建業

前節、広州恒大を破って中国サッカー界を驚かせた河南。その河南について、試合前、杭州のトルシエ監督は「開幕前の予想とは異なる結果に驚いている」と語り、警戒を示した。また、自身のチームについてトルシエ監督は「毎試合システムと陣容を変えている。なぜなら、毎試合対戦相手も状況も異なるからだ。相手の布陣を予測して、その後自身の選手のコンディションを確認する。そして、試合前に攻守のバランスが一番取れるメンバーとシステムを組む」と開幕から常に陣容が変わるチームについて、その理由を語った。

また、記者からはこんな質問も。岡田監督、そして前監督の吴金贵氏はそれぞれ、ホーム試合前に地元のお寺である灵隐寺に詣でて指揮を高めていたが?(なぜやらないのか?)との質問について。「信仰は個人の精神にとってとても大切なものだし、チームとしてお寺に詣でて統一感を出そうとするのも素晴らしいことだ。だからそれらの行為を否定はしないし、個人の信仰はとても大切だ、ということを前提に…私はお寺に詣でたから勝ち点3を取れるとは思っていない。勝ち点3はあくまでピッチ上でのパフォーマンスと選手、チームの実力によってもたらされるんだ」と語った。

試合はホームでスコアレスドロー。
躍進する河南が相手なら好結果、ともいえるが、やはり、ホームでは勝っておきたかった。まさか、お寺詣でをしなかったから勝てなかった…とは言うまい。

中国人は「反日」なのか: 中国在住日本人が見た市井の人びと/コモンズ

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