とある港町での噂

その町の港には漁師たちが漁具を収納しておく、倉庫がたくさん並んでいる。

その汚い倉庫のなかの一つに、海で見つかった無縁仏の骨を収容する秘密の倉庫があるという。

その倉庫には骸骨が一列に並べられ、誰かが取りに来てくれる日を待っているという・・・・

実際に漁をしているとごく稀に、人間の骨や遺体が網にかかることがある。

これはその船の船頭にとっては大変名誉なこと。

なぜなら自分の人望を見込んで死者が助けを求めてきたからである。