大相撲九州場所、豊ノ島が14章1敗で横綱白鵬と優勝決定戦を戦った。彼は小、中学時代にも全国大会で優勝してわれわれをびっくりさせてくれたので、今回も彼ならと期待させてくれたが残念だった。しかし、大したものだと思う。中学時代、両国国技館で行われた全国都道府県中学生相撲選手権大会に出場し、個人戦はチームメートと決勝まで進んで優勝、団体戦も現在の琴奨菊を加えた3人で予選から決勝まで全勝して完全優勝したことがある。その時大会が終わった後、国技館の通路で彼と会い、有難う、いいものを見せてもらったと話したことがあったが、これで2度目のいいものを見せてもらったである。
野球賭博事件で十両に落ちて目が覚めたかのような活躍ぶりだ。来年は大関を目指すと言っている。その為には立会いを研究して欲しい。今の顎を上げて左を指しに行く立会いは彼が小学生時代からのもので、体に染み付いているので、なかなか変えられないようだ。しかし、このままでは上位では苦戦するのは今までの成績を見れば一目瞭然だ。ヒントは、今場所の鶴竜戦だ。顎を引いて、鋭いすばらしい立会いで二本指して一気にもって行った。最高の相撲だったと思う。彼は左が生命線で昔から左下手投げが得意技であったが、それだけではまた肘を痛めてしまう。鶴竜戦のビデオを穴が開くほど見て稽古を積んでもらいたい。
そうすれば3度目を見せてもらえると思う。期待したい。
